顧問契約をコストの面で提案すること

【社労士開業予備校では、開業スタートの時の営業について、講義しています。】
エッセンスコース顧客開拓・運営実務コース

エッセンスコースの修了生さんが、あるセミナーの最後で講師の先生に質問しました。
「顧問契約をコストの面ですすめていますが、全然相手にしてもらえません。」

あのお、エッセンスコースを受講されたなら、「宿題」があって、一番最初にもその他の場所にも「顧問契約」の話が出てきますが?? 忘れてしまったのかなあ。コストの面ですすめるように伝えたことはなかったのですが…。

例えば、30名規模の企業様に提案するとしたら、大阪・京阪神レベルだと3~4万円が相場でしょうか。とりあえず、月額3万円とします。

  • 1年間でする仕事
    • 入社退社が3名ずつの計6回の資格取得・資格喪失
    • 継続給付が、1名として計6回
    • 労災給付・被扶養者の異動・月変などで、計6回
    • 年度更新(継続として)1回
    • 算定基礎(協会けんぽ1本として)1回

手続だけにフォーカスしていますので、相談業務は横に置いておきます。

社労士開業予備校・顧問契約をコストの面で提案すること

6回+6回+6回+1回+1回=計20回を半日(4時間)掛けて企業の社員さんが行うと、日当1万円(月給換算ざっと22万円)として1万円×0.5日×20回=10万円と、交通費1000円が20回分で2万円の合計12万円。(郵便を使わず、交通費を掛けて、役所に行って、と仮定)福利厚生費を考えても、10万円の2割で2万円。

社会保険労務士の顧問料が月額3万円なら、年間36万円+消費税で約40万円。コストカットになりません。

社長や役員などの報酬が高い方が手続をするとしたら、月額83万円(年額1千万円)や100万円を25日で割ると、約33,000円。(←土日関係なく働いていると言われても、33,000円なら説明しやすいでしょ。)この単価にして、やっとコストカット云々を言える状態になります。

だから、手続を「事務担当者がやっている」のか「社長などの高報酬・高賃金の者がやっているのか」で、アプローチが違ってきます。

それに、事務担当者の書類作成・書類提出の時間がなくなっても、月給者なら「社会保険労務士の顧問報酬」の分だけコスト増加になってしまいます。

だから、いつもお話ししていたじゃないですか!
「顧問契約の料金って、○○なんですよ」って。

コストの面でアピールしようと思うと、数百人規模か、100名程度で1年以内離職率が5割超えるくらいじゃないと、難しいです。

だから、いつも言いましたよ、
「手続は無料です」って。最高のコストカットでしょ!
修了生なら手元の「宿題」を見る、まだの方ならエッセンスコースに申し込む。


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令和3年に開業をお考えの方、合同事務所・共同事務所についてお気軽にご相談ください。テレワーク完全対応の格安プランも提供中。

社会保険労務士・行政書士とも、開業等を予定している2か月ほど前にはご相談いただく方がバタバタせずに良いと思います。残席ですが、専用デスクはお早めのお申し込みが良い状況です。共用デスクは、まだまだ大丈夫です。

社労士開業予備校

顧客開拓・運営実務コースは、6月に開講します。お申し込みください。

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次回は、6月19日です。

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