実務系のセミナー講師を上手くできるポイント

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「今度、セミナー講師をすることになったんですが、初めての講師なので、何か良いヒントをもらえますか?」
と、社労士開業予備校の修了生さんから、緊急の連絡。
若干、このあたりを脚色しておりますので、そのつもりで。

最初に断っておきますが、「講師としての経験が無いから、講師関係の依頼は断る」のは、ええ返しではありません。経験が無いからやらないのであれば、何も経験できません。

どんどんチャレンジして、失敗していけば良いと思います。
上手くいくと得るところは実は少ないのですが、失敗したり恥をかくと得ることはきっと多いんです。経験者は語る…。

さて、本題の「セミナー講師を上手くするコツ」ですが、実務系のセミナーであれば、そう深く考え込むことはありません。
※実務系=書類の書き方、法改正の解説など。実務と対応対策を含む内容も実務系に入れましょうか。労働社会保険諸法令うんぬんを言う内容であれば、実務系セミナーかもね。

社労士開業予備校・実務系のセミナー講師を上手くできるポイント

事前にチェックするポイントがあります。
1)受講対象者の属性(年齢、性別、職業、階層、所属、など)
2)受講者の予定数
3)主催者の意向(セミナー・研修会の開催目的)
4)主催者自体の情報(経営者の集まり、懇親がメインの集まり、など)

他にも、講師料や会場もチェックします。講師料は、実務系セミナーであれば、2時間で5~8くらい。10以上なら引かれる(お断り)される可能性が高まります。会場がホテルの場合は、少しは上の数字を言っても許されることが多いです…(笑)。

これらをチェックしたうえで、個人的な手法を書いておきます。口下手・セミナー講師初体験の方は読んでください。

  • レジュメ
    1時間にレジュメを何枚使うのか、A4サイズ3枚で1枚20分、4枚なら1枚15分、5枚なら1枚12分、6枚なら10分見当。2時間の講義時間なら倍です。逆にレジュメの作成量に応じて、1枚あたりの時間数を計算します。パワポなら2枚で上記の1枚くらいの計算が良いでしょうか。
  • 台詞
    最初の講師であれば、話す内容全てをレジュメに書き込む、あるいは台詞用のレジュメ=台本を作成する、それくらいの準備が必要です。時間的に余裕があれば、関連する無料のセミナーや研修の類いを2,3受講してみてください。使える「セリフ」が入手できること間違いなし。書籍は図書館で数冊借りて、目次を眺めるだけでも参考にできます。
  • 自己紹介
    自己紹介をしてはいけないと言われることはないと思いますので、セミナーの最初に自己紹介をしましょう。自己紹介と言っても、好きなことを言うのではなく、本題につながるように、自分を脚色します。まあ、堅苦しく考えることも無く、興味を持ってもらえたら、自己紹介としては成功です。
  • 態度、動き
    基本は、笑顔。笑顔にならなければ、普段の顔で構いませんが、「ムスッとした顔」はアウト、ときどきいますけど。立ち止まるのも良いのですが、左右に動いて、自分自身の視線をいろいろな方向に持っていくのも一つの方法です。座るより、立った方が私は話しやすいです。
  • 質疑応答
    10個くらいは想定問答集を準備しておきます。ただし、重要だと思えることは改めてレジュメに入れましょう。実務系のセミナーでは訊かれることは、ある程度決まっています。「期間、時間」「難易度」「関係ないこと(準備できません)」「社会保険労務士に依頼した場合の料金」です。ややこしい質問は「後ほど、個別にご対応させていただきます」程度であしらう余裕が欲しいです(過去の反省から)。

「あれ、肝心のレジュメの作成の方法は?」
役所のパンフを参考にしても良いし、他の同種セミナー・研修会のレジュメを参考にするのもあり。いったんレジュメを作れば、「1枚◯分」で話すことができるのか、足りないのか、それが分かれば、レジュメに内容を追加しましょう。資料は、本文に織り込んで、できるだけ別刷り(別添資料)にしないようにします。レジュメの見出し項目は、自分自身が話したいことなので、見出しが浮かべば話す内容も見えてきます(はず!)。受講者さん・参加者さんに伝えたいことをストーリー仕立てにして…。

生まれて初めてのセミナー・研修会の講師で失敗することの代表格は、「大幅に時間を余らせてしまうこと」です。過去の他のヒトの事例だと2時間のセミナーで、1時間半なら上出来、短いと1時間10分くらいで終わることも←主催者側の立場でお叱りを受けたことも数回経験あり。レジュメの片隅にタイムスケジュール(到達予定時間)を書いて、目安にします。セリフをそのまま読むのも構わないのですが、ときにはアドリブも。アドリブ自体をセリフにして書き込んでいた講師を見たこともあります。時間が余りそうになった場合=1ページの時間差が生じそうなときは、重要なことを2回いった上で説明する、レジュメの行間を埋める、単語を詳しく解説するようにします。受講者の方に「手を上げてもらう」「経験、困ったことを話してもらう」双方向作戦やワーク大作戦もあります。まあ、間も重要なのですが、最初の講師では厳しいかも。

(裏技としては、開始時間前に受講者さんと名刺交換して「今日、聞きたいことありますか?」程度の挨拶を交わすこと。短時間ですが、「聞きたいこと」を最初や最後に話せば、時間も稼げるし、満足度も上がります。その場で対応できるかと問われれば、お初なら難しいとは思いますが、チャレンジ。)

反対に「時間が足りない」場合は、ほとんどが情報の詰め込みすぎです。レジュメの時点で、時間が足りないことが発見できると思います…。

ある社会保険労務士の先生は、こんなことを言っていました。
「情報を全部出してしまうと、依頼につながらない。だから、不足気味で。」
実務系セミナーであれば、多くの情報を提供しても、依頼の有無には関係ない、私はそう思っています。

「最初の講師」良ければ、他の方が講師として依頼してくれたり、他団体に講師として呼ばれる可能性も。講師の際の写真は、SNSにアップしたり、ブログなどにアップするなどして活用しましょう。写真は、事務局にお願いすれば、たぶんもらえます。

実務系セミナーでアカンのは、
●「会場に来なくても、資料読めば済むヤン」と思われること
●肝心の実務=書類の書き方・提出の方法などが少ない
●9割の参加者が聞きたいことでなく、1割の参加者のための情報だけ出す
こういうのは、役所の担当官が講師の研修会や会・支部のセミナー・研修会に目立つような気がします、知らんけど。

あっ、個人的に強く思っていること、
それは「実務系セミナーは、話しが上手いとかでは無く、分かりやすいかどうか」。
良いでしょうか。。。。。


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