社労士登録前に、就業規則や社会保険の手続きを行う

「どうしても参加できない方」「資料だけでも欲しい方」
(ご注意:令和4年度レジュメのダイジェスト版です。)
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【社労士開業予備校では、事実は事実としてお伝えします。】

社労士資格活用講座の参加者さんから質問をいただきました。
「今年の社会保険労務士試験に合格したのですが、すでにいくつかの企業様から顧問契約のお話をいただいています。ただ、実務経験がないので連合会の事務指定講習を受講予定です。」
おめでとうございます。とくに他士業の資格などをお持ちでなく、社労士が資格らしい初めての資格とか。ただ現時点では無職状態なので、一刻も早くお金をいただけるようにしたいとも。

合格とほぼ同時に顧問契約のお声掛けをいただけるなんて、スゴイですね。事務指定講習を受講して登録するので有れば、社会保険労務士と名乗れるのはまだ1年ほど先になるでしょうか。
(どんな人脈をお持ちで、過去の職歴・職種が何か興味があったのですが、伺ったことはこの程度です。営業職?金融関係?だったのか、そんな気もします。)

「登録前に社会保険労務士業務ができるわけがない、やれば社会保険労務士法違反になる」
多くの方はそう思うかも知れませんが、果たして社労士業務って何? 就業規則や36協定の作成・届出、社会保険・労働保険の諸手続のこと?

社労士開業予備校:社労士登録前に、就業規則や社会保険の手続きを行う

社労士法違反にならずに、諸手続を行う

いくつか選択肢があります。

  1. 社労士業務を無償で行う
  2. 知り合いに社労士がいれば、その社労士先生にお願いする
  3. その企業に雇用されて、諸手続を行う
  4. いわゆる3号業務しか行わない

「無償での~」「3号業務だけ~」は社労士法を知っている合格者なら、答えはすぐに出てきます。「○○経営労務事務所」「○○コンサルティングオフィス」などの名称で、3号業務だけ受託するのであれば、もともと社労士法違反とならないことはお分かりでしょう。

ただ今回の参加者さんは、登録するための労働社会保険諸法令の実務経験無しらしいので、勉強も兼ねて手続き関係もしたい、就業規則も作成したいとのご意向。また「お金が欲しい」ので無償での代行などは論外らしい。
(就業規則の作成・届出は、1号2号業務なので、念のため。)

であれば、「知り合いの社労士~」。
知り合いの社労士は、受験指導機関の社労士先生しか知らないと。この方法は、開業社労士の事務所にお客様(契約)を持ち込んで、ついでに社労士事務所のスタッフとなって、手続きを行う。補助者ってことです。事務指定講習が無事修了すれば、自事務所に契約を変更する。当然のことながら、契約書換料などの話は出てくるでしょう。社労士の業務システムや電子証明書まで利用させてもらえるかは、分かりません。

雇用されて社員となる

クリック ↓ ↓ すれば内容を見ることができます。












「雇用」は、ある意味万能。就業規則の作成だけでなく、社会保険等の手続きもできるし、他士業のカバー範囲ではあるけれど、、、、、(自粛)、、、、、も自由に行えてしまう。雇用保険や社会保険の代理人選任で、自分の名前で行うことも。過去にも書いていますが、派遣社員なら、色々できてしまいますし。

ここまでお話しすると、「じゃあ、月3万円の企業なら、時給2千円としたら15時間勤務することになるんでしょうか」と。←指揮命令下にあることが分かれば、テレワークでも良いわけで。もちろん法定4帳簿は必要になってきます。

「就業規則を30万円と仮定したら、その月は150時間勤務になりますが問題はないですか?」と。←2千円は例であって3千円でも5千円でも構わないし、就業規則は数ヶ月掛かるので分散するしかないでしょ。

「数社有るので兼業になりますが、許可は必要でしょうか?」って、私に言われても困ります。その企業様に確認するのが筋です。

「こんな雇用が許されるのか」ですが、事業主が価値を認めれば、従業員・社員として雇うのですから問題はないはずです。特定の目的での雇用が脱法や違反になるとは、労働基準法には規定されていませんよね。

参加者さんの決断

参加者さんは、オンラインZOOMでの社労士資格活用講座の参加。

「法律を守りながら、お金をいただくのって、案外難しいですね。今のお話を参考に少し考えてみます。」と参加者さん。
エッセンスコースに申し込むかも、ちょっと考えておきます。」えっ?? 申込み決断してくださったのかと。

参加者さんの話を伺っていると、無職状態ではあるものの配偶者さんが正社員で収入があり、日々の生活費には困っていないらしい。ただ折角取った社労士の知識を使って収入を得たかったので、今日の質問に至ったと。

「見込みの顧問先数社、就業規則の作成数社」は、以前からつながりのある社長に社労士合格を伝えたところ、「頼む」と言われたそうです。

うらやましい!
あっ、決断?
「ちょっと考える」そう決断なさったようです。


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