「定年後に開業したいのですが、人脈が…」
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「定年後に開業~」とあると、定年直前59歳や64歳の方からの相談と思ってしまいそうです。が、50歳代前半とおぼしき方からの声です。
その方曰く
「本当は今にでも開業したいが、収入のことを考えると、今は厳しいと思う。60歳で定年退職した後に開業するとしても、気力が付いてくるか分からない。それに人脈も社内での人脈しかないので。随分前に試験に合格したので、忘れてることも多いです。」
社会保険労務士試験に合格したのは、10年以上前だそうです。
社労士開業予備校的には、開業だけをおすすめすることもなく、前向きにも否定的にもアドバイスすることができます。
最近、定年前後での開業についてのご相談が多いですね。(と書いても、わずか数件ですが。。。。。
- 前向きにアドバイス
- 答えをご本人様がお持ちです「社外人脈がない」と。今から人脈を作る努力をすることができます。60歳までは数年以上ありますから、定年が間近に迫ったときに、改めて人脈の出来具合を考えてみては。
- 知識ですが、書籍で社保労保や就業規則でも人事制度でも勉強できます。少しお金を出せば、開業講座やそれ以外でもセミナーは開催されています。公的機関や役所なら、無料セミナーも多いです。
- 否定的にアドバイス
- 65歳まで継続雇用されるのなら、それに乗っかかれば良いのでは。そのうち、70歳までの雇用制度も貴社で整えられることも考えると、70歳まで雇用されることを第一にしてみては。
- 人脈って、この年になると、なかなか飛び込めないですし、できにくいですよね。それなら、70歳までの雇用うんぬん。
- 開業するだけなら、副業申請はいかがでしょうか。60歳までは無理だとしても、再雇用時に隔日勤務を選べば、そこそこ時間もできますし。(ずるく生きることもできますよね)
相談者さんの背景や置かれた立場は、すぐには理解できませんが、冒頭の方は「否定的に物事を捉えているように見えた」ので、後者をアドバイスすることにしました。(ここに書いて良いのかは、別~
知識に関しては、エッセンスコースの内容で開業3年以内に使う9割以上のものが含まれていると思います。将来的な法改正(2年とか3年以上先とか)の対応は、含めていませんけど、それらはそれなりに勉強する機会があるかと。
そうそう、この冒頭の相談者さん、人事部の管理職・マネージャなんです。まあ、正直と言えば正直、内弁慶というか何と言えば良いのか。孤独なのかも知れませんが、背中を押してあげることはできませんでした。
「ふーん、そうなんだ。」ではなく、
貴方なら、どう考えますか?
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社会保険労務士・行政書士とも、開業等を予定している2か月ほど前にはご相談いただく方がバタバタせずに良いと思います。残席ですが、専用デスクはお早めのお申し込みが良い状況です。共用デスクは、まだまだ大丈夫です。
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次回は、10月16日です。
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