「何を専門にして、開業すれば良いのか?」
【社労士開業予備校は、同じご相談でも、相手によっては内容が変わることも。】
「まだ開業していないのですが、社会保険労務士事務所を開くまでに、自分の専門分野を見付けたいのですが、どうすれば良いですか?」
社労士資格活用講座にご参加の方から、ポロッと漏れる言葉です。
最近お答えしているのは、こんな感じでしょうか。
「行雲流水のごとく、来た仕事、来た依頼に誠実に対応するのが、ベストではないでしょうか。もちろん、心の中に『自分が専門にしたいのはコレ』というのを持っていれば最高です。」
行雲流水
こううん‐りゅうすい〔カウウンリウスイ〕【行雲流水】
空を行く雲と流れる水。物事に執着せず、淡々として自然の成り行きに任せて行動することのたとえ。「行雲流水の生活」
ー小学館 大辞泉より
そう、なかなか自分の思い通りの仕事ばかりが来る訳ではありません。就業規則の作成や労務管理の相談を専門にしたいと思っても、助成金や年金の手続き代行の依頼が来るかも知れません。
特定分野の依頼が欲しければ、そういうつもりでアクションを起こすのが常道です。
ただ、何度もブログ記事に書いたり、社労士資格活用講座・社労士開業予備校講座でもお話ししているのが、自分の存在を他者に知ってもらうこと。いわゆる、営業・顧客開拓です。
過去の人脈を活かすためには、開業の挨拶状は欠かせません。これからの人脈を作るのであれば、よく言われる「税理士さんへの挨拶」「異業種交流会・経営者団体への参加」はしておきたいところです。
「専門希望分野」によって、その後の対応対策は変わってきます。専門希望分野が明確なら、営業の方法も決め打ちできたりします。
(手続きがイヤというなら、就業規則の作成も、助成金の申請代行も手続きですけど、何か?? それ以前の受任義務はどうなったんだろうか、社会保険労務士法。)
お客様がいないと、ご相談を受けることも、書類を作ることも、就業規則を触ることもできません。
(何回書いたか、何回話しているか…。)
営業・顧客獲得できそうな開業予備軍が悩むなら構いませんが、「何を専門にしたら」は営業経験の無い方が悩むパターンが多いんです。どっちが先か、営業方法を考えることなのか専門分野を確定させることなのか。だから「行雲流水」なんです。
と、昨日、税理士事務所への挨拶回りの方法を個別レッスンしていて、より一層強く思いました。
キャラクターもありますが、まず営業・挨拶回りから始めることをおすすめします。具体的な方法は、エッセンスコースや顧客開拓・運営実務コースで、講義しています。
合同事務所・共同事務所
令和 元年に開業をお考えの方、合同事務所・共同事務所についてお気軽にご相談ください。
安全管理措置・マイナンバー(監督・立会)にも対応しています。
社会保険労務士・行政書士とも、開業等を予定している2か月ほど前にはご相談いただく方がバタバタせずに良いと思います。残席ですが、専用デスクはお早めのお申し込みが良い状況です。共用デスクは、まだまだ大丈夫です。
社労士開業予備校
2日間の顧客開拓・運営実務コースは次回は11月に開講します。
エッセンスコースは、来年までお預けですが、お申し込みいただけます。
★社労士資格活用講座は、参加費無料・要事前申込みです。エッセンスコースのプレ講座としても、ご利用可能です。
SR-CLUB勉強会
社会保険労務士と、人事労務にご興味を持つ士業の勉強会です。遠隔地の方も、オンライン会議システムで参加できます。
次回は、10月19日です。
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