6月度SR-CLUB勉強会のご報告2023

【SR-CLUB勉強会は、社会保険労務士の資格をお持ちなら、だれでも参加可能なオープンな勉強会です。人事労務にご興味を持つ士業の先生もどうぞ!】

社労士開業予備校の修了生・関係者を中心に構成されているSR-CLUBの令和5年6月度勉強会の報告です。先週の土曜日17日の開催でした。

今回のテーマは、豪華二本立て、他の勉強会やセミナーならばどちらか一本でお腹いっぱいでしょう。こちらがテーマ、「2024年問題、社労士ができる建設業の対策」「2023年助成金活用のポイント」です。

参加者数は、会場がスピーカを含め11名、オンラインが9名でした。実は何名かは急に欠席されています!

最初に皆さんの感想を勝手に書いておくと、
「なんとなく建設業の現状は分かったような気がするが、実際に労働時間制度や賃金制度に落とし込もうとすると、結構ハードル高いわ」
でしょうか。それで良いんですよ、だって結局は、、、、、

社労士開業予備校:6月度SR-CLUB勉強会のご報告2023
(スミマセン、勉強会開始前に会場の写真を撮るのを忘れました。m(__)m )

内容ですが、まずは建設業の現状を知ることから。国土交通省の資料、たぶん外部で講演された資料(「建設業の働き方改革の現状と課題」令和3年11月の日付)、建設業働き方改革加速化プログラムは知っておいて損はありません。リンクは諸事情により、行っておりません。

他にも、業界事情をよく知っているであろう「建設業界ニュース」さんなどのウェブ記事を参考にさせていただきました。こちらもリンクは控えておきます。

これらを確認することで建設業の顧問先を持っていない社会保険労務士であっても、2024年建設業問題に対して何をしたら良いのか何を提案できるのかがイメージできます。

社会保険労務士ができる建設業の対応対策として、ポイントを書いておきます。

  • 1日8時間、1週40時間の範囲に収めること
  • できるだけ時間外労働の上限、月45時間、年360時間に収めること
  • 絶対に時間外労働は月60時間以下にすること
  • 日給制から月給制に移行すること
  • 労働トラブルを予防すること

労働時間制度については、1)1日8時間で設定する、2)土曜日を所定労働日にするために1日7時間ほどに設定する、3)休日を減らせるために1年単位の変形労働時間制を採用する、現状はこのいずれかでしょう。3)は法趣旨を考えると導入したくないし、労働時間の精算ができるのか、振り替えも本来はダメ。現状は、2)が多いのでしょうが、今後の4週6休や4週8休を目指すことを考えれば、、、、、

結論は、その目の前の建設業を営む会社の事情をヒアリングして、社会保険労務士が提案した内容をどこまで受け入れてもらえるのか、、、、、
(振替休日や法定休日、特別条項の発動、一斉休憩のアレとか、どこまで誰がするねん!!)

「助成金活用のポイント」も20分ほど話がありました。

社労士開業予備校:6月度SR-CLUB勉強会のご報告2023

で、懇親会。
「お疲れ様でした~」

皆さん、良い顔してますね。
では、また2ヶ月後に呑みましょう。

次回以降の予定

 8/19
10/14

12月の勉強会も予定=日程は未定、12月はプラス望年会もあります。

8月のスピーカは決まっています(たぶん)。珍しく財務関係の内容になりそうです。

10月以降のスピーカは決まっていません。立候補いただける士業の先生、いませんか!

オンラインの会員談話室

月に1回第4木曜日、オンラインの会員談話室(オンラインサロン)を設けています。参加を希望される場合は、SR-CLUBへまずはご入会ください。参加費用は、無料です。

最近参加者が増えてきているので、7人以上の場合はブレイクアウトルームを利用して発言しやすいようにしています。

次回は、今週の6月22日です。


合同事務所・共同事務所

令和5年に開業をお考えの方、合同事務所・共同事務所についてお気軽にご相談ください。テレワーク完全対応の格安プランも提供中。

社会保険労務士・行政書士とも、開業等を予定している2か月ほど前にはご相談いただく方がバタバタせずに良いと思います。残席ですが、専用デスクはお早めのお申し込みが良い状況です。共用デスクは、まだまだ大丈夫です。

SR-CLUB勉強会

社会保険労務士と、人事労務にご興味を持つ士業の勉強会です。遠隔地の方も、ZOOMでオンライン参加できます。令和4年試験合格者の方もどうぞ!
次回は、8月19日の予定です。

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