社会保険労務士の開業1年後の実態

平成25年度の社会保険労務士試験に合格された方、おめでとうございます。
行政書士試験も終わったことですし、合格に近い方は、開業を目指したり、考えたりしている時期でしょう。

そこで、大阪社労士事務所・合同事務所のメンバーさん達は、実際どのような状況なのか。
開業して、ちゃんと売り上げが上がっているのだろうか。
ここ2,3年のうちに、合同事務所に入った方(すでに退所した人を含む)の実態を暴露してみたいと思います。
(売上げの詳細は、分かりませんが、毎月ミーティングを行っているので、傾向は見えてきます。)

Aさん
社会保険労務士・行政書士の兼業者。飛び込み営業、DM、紹介、税理士営業をする。印象としては「順調」。行政書士の売上げは、単発が多く、売上げ比率は低いとか。

Bさん
社会保険労務士の専業者。紹介営業がメイン。印象としては「順調」。前職の会社から顧問を獲得。毎月業務を受託しているようだ。

Cさん
行政書士の専業者。紹介営業がメイン。単価の高い仕事をしているが、印象としては「伸び悩み」。兼業に手を出しています。

Dさん
行政書士の専業者。ホームページと税理士営業など。業務問い合わせがあっても、私が紹介した仕事も、受託していない模様。

Eさん
社会保険労務士・行政書士の兼業者。紹介と税理士営業など。私が紹介した社労士業務しか、受託したのを聞いたことがない。

Fさん
社会保険労務士の専業者。ほぼ紹介営業のみ。印象としては「もうちょい、頑張りましょう」。ただし、受託件数自体は少なくないので、今後期待できるかも。

まあ、こんな感じでしょうか。
この6人のうちで、「食えそうな人」「稼げなさそうな人」のそれぞれの共通点は、「食えそうな人」はサラリーマン時代を丁寧に過ごした方、「稼げなさそうな人」は他人の話に真剣に耳を傾けようとしない、そんな傾向が見えてきます。

ちなみに、6人のうち、営業経験者は約2名、人事総務の経験者は約3名、社労士開業予備校の修了生が3名。売上げと「経験」の相関関係は、ほぼ見えません。
社労士開業予備校の修了生は、「講義の内容どおり行動している」と聞きますが、資質もかなり影響が。

この6人で結論を出すのなら、
「営業経験のない人が、社労士開業予備校を受講して、素直に行動したら、結果は『吉』」でしょうか。
営業経験のある人の場合、営業の中身自体で、評価は変わります。

まあ、仲良く、頑張りたいものです。


社労士開業予備校