早期退職募集で、開業社労士が増える?

【社労士開業予備校では、受験講座が書きたくないことも誰に遠慮することなく書き込んでいきます。】

夏のボーナスの支給状況を見てみると、どちらの企業も過去最高のところが多い。にもかかわらず、企業や業界によっては、「不景気」状態のところもあるようです。関西では、いくつかの大手企業・有名企業が早期退職を募集していたりします。

では、この「早期退職」「希望退職」が増えると、社会保険労務士の登録者数・開業者数は増えるのか?
過去に遡って分析したわけではありませんが、自分の周囲を肌感で書くと「確かに、早期退職・希望退職の制度が新聞紙上などに載った後には、開業社労士は増えると言って良い」。ただ、大手企業の場合は、アウトプレースメントを使うこともあり、実際には早くて半年、長ければ3年(だって、失業給付を受けたいらしい)。

今年・令和6年は急激に登録者や開業者が増えるとは思えませんが、来年度あたりは増えるような、そんな気がします。

もう一つ、登録者数や開業者数が増えるのは、社労士試験の受験者の動向次第です。

社労士開業予備校:早期退職募集で、開業社労士が増える?

受験者数の推移は、直近では平成22年度が55千人で過去最高。そこから景気が良くなるのと反比例(?)で受験者数は減少していき、令和2年度が49千人の受験申込者。で、新型コロナ禍でぶり返して昨年・令和5年度が、53千人の申込者で受験者が42千人。

そうです、今年度の受験申込者数・受験者数で、一般の国民が景気・経済状況をどのように捉えているのかが分かります。増えていれば景気は良くなっていない・不安感がある、減少していれば景気は確かに良くなった・ある程度の安心感をもてる、と。
(受験者数が減少すると、新陳代謝が行われないので、(この先、自粛)。だから、合格率云々は意味が薄いです。)

大手企業だと、社労士の未登録・試験合格者もいるので、早期退職や企業退職の募集があれば、その条件との天秤で「辞めやすい→社労士として開業にチャレンジ」しやすいでしょうね。

来年度、社労士の登録者数が大幅に増えたのなら「大阪の景気は意外と良くなかった」と言えるかも知れません。増え幅に着目するのがポイントです、登録者数が増えるのは間違いないでしょうから。

いつも言ってることがあります。
「顧客獲得は、早い者勝ち」

開業する気があるのなら、油断せずに、準備、準備、準備~。
来年度、再来年度の開業予定だからと気を抜かず、準備こそが大事です。


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