「なぜ、年配の先生が社労士法人を設立する?」
【社労士開業予備校では、突っ込んではいけないところを突っ込みます。】
ある社会保険労務士から、次のような質問をいただきました。
「最近、SR-CLUB勉強会の中でも、社労士法人を立ち上げる方が多いんですが、アレはなんなんでしょうか?」
※内容的に「社労士法人」について知りたい方もいるかと思って、社労士資格活用講座カテゴリの方に分類しています。
一般的な回答としては、
●年商が増えて、所得税を支払うのがイヤになってきた。
●社会保険(厚生年金保険、健康保険)に加入したくなった。
●規模の拡大を考えると、必然的に法人を選択するのが自然。
こんなところでしょうか。
「税理士や弁護士の傘下の社労士法人」「2代目、3代目に継ぐための社労士法人」は、今回は意味合いが違うので、横に置いておきます。
(これらは、分かりますよね。と言うか、質問の趣旨とは違うのでパス。前者はM田さん、後者はK多さんがイメージしやすいかと。)
ゴーイングコンサーンではなく、自分勝手と言っても良い理由で、社労士法人を設立するんです。
実際に社労士法人をお持ちの方は、以下見ないように。
もう一度書きます。
実際に社労士法人をお持ちの方は、以下見ないように。
(しばらく改行します。)
いやホンマに、実際に社労士法人をお持ちの方は、以下スクロール禁止です。
それは、次のような理由から、年配の開業社労士がわざわざ社労士法人を設立します。理由は、いつものように個人の独断と偏見に基づいています。
- 「お客はオレのモノ」「私の努力の成果」間違っていませんが、その意識が強いのでしょう。
- 公的年金にプラスして、生活の余裕資金に。
- 万が一のことがあっても、社員になれなくても、家族の誰かを従業員として送り込めば良い。
きっと「もうすぐ70歳かあ」となってくると、リタイヤを考えます。他の社労士事務所へM&A、事業譲渡を考えるより、自分で法人設立した方が後々のことを考えると有利、そう思って当然です。
これが、「年配の社労士先生が、社労士法人を設立する理由」です。決して、ゴーイングコンサーンやスムーズな事業承継を考えてのことではありません。(と、思いっ切りひねくれて)
ここで、冒頭の社労士からひと言。
「何となく言われることは分かりますが、それなら個人事務所でもできません?」
できます。
ただ「上記の理由」をより確実にするためには、社労士法人の方が都合が良いのです。
「訊いたらエエんちゃいます、その先生方に。」と私。
「いや、そんなこと訊けるほど、親しくないですわ。」と冒頭社労士。
「次、F井さんが設立したら、間違いない(でも、別グループに?)」と私。
「分かります、そんな気がします。」と冒頭社労士。
と言うことで、お話しは終わりました。
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次回は、8月10日です。
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