平成29年合格、これからどうする?

平成29年の社会保険労務士試験の合格発表が、先週の11月10日にありました。合格率6.8%、合格者数約2600名。ちなみに、会場毎の合格者数は、都道府県毎に丸められました。

「合格した方、おめでとうございます。」

今後、どうしますか?
周囲の社会保険労務士試験合格者を見ていると、登録しない方も結構います。勉強会だと、人事総務部門で勤務しているけれど登録はしない方も少なくありません。少し考えてみました。

  • 人事総務・管理部門に所属している
  • 人事総務・管理部門に所属していない
  • 開業を考えている
  • 開業は考えていない

大きく分けて、この2つ2つの組み合わせで考えればスッキリするのかも。開業を考えている場合は、更に「手続きをする」「手続きをせず、コンサル・講師などで」でしょうか。それぞれの区分での考えなどは時間があれば(思い出せば?)、また書きます。登録の是非は、4つの区分を考えれば、自然と結論は出てくるのでは。

一つ確実に言えるのは、「勉強は続けないといけない。社会保険労務士業務に関する法律・法令は、毎年のように変わる」ことです。それは、手続きにしても、就業規則にしても、コンサルにしても同じ。実務以外の企業内研修の講師なら、法律はさほど関係ありませんけど。

平成29年度の試験に合格しても、働き方改革関連法案が成立すれば労働基準法を始めいくつかの法律は変更されます、それも重要度の高い内容で。人事総務・管理部門に在籍していて実務に当たっていれば、勉強する機会も強制的にあるでしょうが…。

そう言えば、以前書いた「合格していたらエッセンスコースを受講します」と宣言していた約2名のうち1名の方は、いわゆる足キリにあって合格には至らなかったようです。合格後のイメージは「コンサル派」「手続き派」のどちらも浮かんでこなかったと。「コンサル派」なら、社会保険労務士の資格は絶対に必要とは思いませんが。もう1名からは、連絡ありませぬ。

それと、登録要件の実務経験2年がない場合に受講する事務指定講習への申込み前に、ご自身の経歴の洗い直しを強くおすすめします。
過去の社労士開業予備校受講生の例で言うと「商売やっていて、離職票も自分で手続きしてたわ」「総務課長で決済のハンコだけ押してたけど、安全衛生とか」で、本来なら実務経験2年以上あるケースも少なくありません。

「開業する予定」だから、開業セミナー・開業講座の類いを受講する方だけではありません。
社労士開業予備校の修了生で言うと、感覚的には受講者数の2/3~3/4程度しか開業していません。登録しない修了生、開業するつもりだったが開業を取りやめた修了生、逆に開業するつもりがなかったけど開業した修了生、それぞれいます。開業するなら「収入ゼロの恐怖」を克服しないと、それ以外は勢いだけです。

何にしろ、資格の取得マニアの方以外は、継続して勉強されることをおすすめします。

社会保険労務士法にも、このように書いています。
(社会保険労務士の職責)
第一条の二 社会保険労務士は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正な立場で、誠実にその業務を行わなければならない。

社会保険労務士登録するなら、それが開業でも勤務・非開業でも、「勉強せえ」ですね。
自分自身、反省すべき点はあります…。

1月から開講する社労士開業予備校エッセンスコース、お申し込みできます。
悩んでいるなら、2月になっても申込みできます!
お待ちしています。



人間を賢くし人間を偉大にするものは、
過去の経験ではなく、
未来に対する期待である。
なぜならば、期待をもつ人間は、
何歳になっても勉強するからである。
by バーナード・ショー


合同事務所・共同事務所

平成30年に開業をお考えの方、お気軽にご相談ください。
安全管理措置・マイナンバー(監督・立会)にも対応しています。

社会保険労務士・行政書士とも、開業等を予定している2か月ほど前にはご相談いただく方がバタバタせずに良いと思います。

社労士開業予備校

平成30年開講エッセンスコースへの受講申込みも始まっています。
結構遠いところからも、何名か申込みをいただいています。

開講日は全ての日で、受講申込者がいますので、安心してお申し込みください。

SR-CLUB勉強会

社会保険労務士と、人事労務にご興味を持つ士業の勉強会です。
次回は、12月16日です。

大・望年会は、例年通りの12月29日です。

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