無料相談と信頼の証

開業当初は、無料相談という手法で、見込み客を獲得する方法を考えていることが多いと思います。とくに、不特定多数からのアクセスを受けるホームページ経由では、そうなのでしょう。

私も、とりあえず書いていますが。

私たちが相談にお答えするとき、真面目に答えています。当たり前ですが。

ただ、相談者の方がどうお考えなのか。
もちろん、貴重な時間を割いての相談なので、「いい加減」は少ないと思います。むしろ、こちら以上に真剣に社会保険労務士の一言一句を聞き漏らさないようにしていることも多いでしょう。

社労士の側は、一種プレゼン、自分の実力の披露もあるので、必死です。相手を信用しなければ、真面目に応対はできません。

では、相談者は?
それは、正直分かりません。前述、貴重な時間を使っていますが、「信頼」されているのかは、不明です。

私にとっては、信頼の証は「お金=適正な報酬」です。
「適正」自体は、個々の社会保険労務士で感覚が違うと思いますが、存外であれば、私は信頼されていないと判断しています。

士業では、無料相談が花盛りですが、別の適当な言葉はないでしょうか。例えば、「プレゼン」とか「初回の打ち合わせ」とか。当たり前の言葉ですね、コレ。

社労士開業予備校では、その当たりの発想にも着目しています。