労務相談を上手くこなす3つのポイント(未経験から
【社労士開業予備校では、社会保険労務士の成功ルートを知っています。】
「労務の相談を上手くやりたいが、今まで経験がない。」
企業で管理部門の役員をやっていたとか、労働組合で相談担当者を務めていた方以外は、労務相談の経験はないと言って良いでしょう。ほかには商工会議所や経営関係の団体で、相談員・指導員をやっていれば業務として労務相談をこなしていたと思います。
では、経験無しで人事労務の相談を上手くこなして行くには、どうすれば良いのか。
列記してみます。この3つで十分。ただし、この順番で実行してください。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
書籍は歴史→疑似体験です。経験がなくても書籍で学ぶことで、経験以上のものを得ることができます。もっとも、労働基準法と書いていますが通達も含めて知っておくこと(役所:労働基準監督署の対応が分かる)。労働法は、司法試験のテキストに使われているものであれば、中立的な立場で書かれているはずですので、購入する場合の参考に。
Q&Aは要注意
「人事労務Q&A」ですが、注意したい点があります。それは、法律・通達に基づいてアンサーされていること。当たり前と思われがちですが、経営の視点は入っていません。
今、経営の視点と書きましたが、相談担当者の立場として「労働者側」で相談を受けることもあります。立場が違えば、回答する内容は変わってきます。(法律なのにねえ~)
労働者側の相談なら、日本労働弁護団「新・労働相談実践マニュアル」が参考になるでしょう。
経験としての労基署相談員
私自身は、労働基準監督署の労働条件相談員等として勤務したことはありません。それを書いた上で、、、、、
労務相談の経験になるのか、と訊かれると、「あくまで労働基準法の範疇なので」と中途半端なお返事しかできません。監督官の知り合いが出来たり、内部事情の一端を知ることが出来て、良い経験だと言う先輩諸氏も少なからずいます。
まあ、それ以前に相談員に採用されなければなりません。年明けから4月からの相談員を募集するようです。大阪の場合は、勤務地(労基署等)は直前にならないと確定しないとか。
あとは実践のみ
つまり、お客様を獲得することです。
それしかありません。また、「キツクばりばり指導する気で答える」のか、「自分のクビ(契約解除)がコワいので、適当にやり過ごす」かも考えておきます。たぶん、経営の視点を入れすぎると、従業員側に厳しくなりがちです。経営者側に厳しすぎると「できひん」と一蹴されて、即契約解除かも…。
サジ加減は、難しいです。
労務相談の回答自体は、AIを使えば良い返事を返してくれます。→結構な確率で「おやっ」と思うケースがあります。丸々引用の場合はとくに注意が必要です。
残すは、この「サジ加減」だけ。
合同事務所・共同事務所
令和6年・7年に開業をお考えの方、合同事務所・共同事務所についてお気軽にご相談ください。テレワーク完全対応の格安プランも提供中。
社会保険労務士・行政書士とも、開業等を予定している2か月ほど前にはご相談いただく方がバタバタせずに良いと思います。残席ですが、専用デスクはお早めのお申し込みが良い状況です。共用デスクは、まだまだ大丈夫です。
※各府県会の情報公開規則(規程)が気になるなら、ご相談ください。
社労士開業予備校講座
社労士資格活用講座(8月から)、ゼロゼロ開業術、顧客開拓・運営実務コース(11月)を開催します。
社労士資格活用講座、エッセンスコースは、すでに受講申込みができます。
SR-CLUB勉強会
社会保険労務士と、人事労務にご興味を持つ士業の勉強会です。遠隔地の方も、ZOOMでオンライン参加できます。令和5年試験合格者の方もどうぞ!
次回は、10月19日(土)の予定です。
a:77 t:1 y:1