「開業したいが、何から始めるのがベスト?」
今年度の社労士資格活用講座も、先週がラスト開催でした。
令和5年度は、まだ予定を立てていませんが、例年同様8月には始めたいと思います。SR-CLUB勉強会の4月以降のスケジュールも未定ですし、ああ確定申告、中途半端にバタバタしていて…。
毎回のように訊かれたこと、それは、、、、、
「開業を考えているが、何から手を付けて良いのか分からない」
「ホームページ、どれで作れば良いんでしょうか、やっぱりワードプレス?」
「○○(例えば助成金)が良いと思うのですが、桑野さんの意見を伺いたい」
「○○(例えば飲食店)に特化して営業しようと思いますが~」
「1年ほどは見習いで社会保険労務士事務所で働きたいと思います」
社労士開業予備校の主催者としては、「エッセンスコースを受講するのがベスト」と言いたいのですが、「何から手を付けたら良いのか」はその方の開業方針、コンテキストによります。と、つまらない答えになります。
- 10年以上前に試験合格して、社会保険労務士業務から遠いところにいた場合
まず、受験テキストを読んだ方が良いと思います。 - 人脈がない場合
人脈を作る努力をしましょう、と言っても同業人脈でなくツカエル人脈 - 人事総務畑しか経験していない場合
営業脳にするため、本屋で営業の本を2冊3冊買ってみれば - 社労士会で役員をしたい場合
すぐに社労士会に登録入会して、役員さんにゴマをすりまくる
事実として、多くの開業者はいわゆる「実務セミナー、開業講座」の類いは受講せずに登録、開業しています。ただ、不安に思えば羅針盤の役目を果たしてくれるのが、「実務セミナー、開業講座」。
ホームページ、どれで作れば良いんでしょうか、やっぱりワードプレス?
何度も書いています。
ワードプレスは、時間に余裕のある場合、パソコンを触るのが好きな場合、マメな場合、いくつものホームページを作りたい場合は、ワードプレスも良いでしょう。国産のbasercmsも、良いと思います。
時間に余裕がない、ホームページはシンプルで十分、電子看板程度としか考えていないのなら、おすすめはペライチ、Jimdo。オリジナルドメイン(自分のホームページの名前)も使えるし、広告も消すことが出来ます。アドレスは書かずに、QRコードを掲載すればオーケー。
個人対象のサービスを提供するならホームページはがっちり作る方が良いですが、法人・事業者対象のサービス(顧問契約、就業規則作成など)なら私は「ほどほど」で良いと感じています。
○○(例えば助成金)が良いと思うのですが、意見を伺いたい
切り口やドアノックツールとして、その次をどうするのか。
ゴールは、顧問契約? それとも?
例えば、助成金の申請代行を求める企業様は「その部分だけで十分」と考えている割合が6割7割(主観)。あるいは、すでに顧問社会保険労務士はいるが、その先生が助成金申請をしない場合も少なくない。←顧問契約を引っぺがすのは相当困難、それにねえ…。
どの業務分野を選ぶのか、それは自由。
某国立大学の卒業生社会保険労務士の多くが「受託したらアカン」と言ったらしい給与計算代行もええんじゃないでしょうか。
▶給与計算業務は受託すべきか否か
何が良い、何が悪い、というのはその開業者にとって違うはず。自分の信じる道(業務分野)を進めば良い。1年やってダメそうなら、別の道も選べる、それが自営業。
失敗したくない? それなら、社会保険労務士を対象とした経営コンサルに頼ったり、営業資料を販売しているコンサルさんに相談すれば…。と余計なヒントは書いておきます。お金は掛かりますよ。
○○(例えば飲食店)に特化して営業しようと思いますが~
業務特化、業界特化は、他の士業ではある意味、当たり前かも。ただし、社会保険労務士の場合は建前上それらは許されていない…。
それに過去にも何度も書いていますが、その業界だけに特化している法令はない。労働基準法は全ての業界・業種に適用されていることは承知の通り。それらの応用にしか過ぎないし、社会保険も労働保険、雇用保険も業界・業種別の法令ではないですし。
運送業も改善基準告示や運送業向け36の関係で、特化しているかのように見える。現実問題として、一つの業界を多く扱うと経験値が増える、それだけなんです。
人材派遣・人材紹介、介護事業は業界の法令を社会保険労務士が扱えるので、特化はあり得ます。
1年ほどは見習いで社会保険労務士事務所で働きたい
開業するのであれば、時間の無駄と言って良いかも。
月に40万円50万円もらっていたヒトが、額面20万円で許せるなら社会保険労務士事務所で働くのも良いでしょうね。でも、開業するつもりバリバリの30歳代を雇うかどうかは知りません。ましてや50歳代60歳代の人間を雇うかどうかは、考えずとも分かりませんか。
当然競業避止なので、勤務しながら営業活動はできないと考えるのが自然。てことは、1年開業の時期が遅れるのと同じ。
それ以上に、得喪や5号だけだと飽きてくるだろうし、事務所内の重要書類にアクセスする権限をもらえるのかな??
大阪会ならインターンシップはありますが有料(お金を払う方)、他府県会もメンター制度を設けている場合があります。
令和4年度の社労士資格活用講座メモ
- こくちーずプロを使ったが、無断欠席率が5割!
信じられない。某団体でも利用したが、やはり無断欠席が多かった。気軽に申し込んでいるだけなのでしょうか。 - 自サイトは、従来どおり
エッセンスコースの申し込み率も過去から変わらず。ただ、夜間開講の社労士資格活用講座は、令和2年3年と比べると申し込み者数が減。何が問題だったのか、開始時間が早すぎる??
↑ ChatGPTで社会保険労務士が稼げるのか、答えをいただきました。
↓ ついでに、訊きました。
2023年エッセンスコース講義日カレンダー
エッセンスコースを受講してから、真剣に悩んでください。
令和5年開講のエッセンスコースは、まだまだお申し込みいただけます。講義日のカレンダーを貼っておきます。会場受講・オンライン受講ともに可能です。
A)営業・顧客開拓 1/14(土)
B)電子申請、運営・料金 1/15(日)
C)人事・コンサル、是正勧告対応 1/21(土)
D)就業規則の作成実務 1/22(日)
E)給与計算、許認可、助成金 2/ 4(土)
F)社会保険・労働保険の実務 2/ 5(日)
G)事例研究 2/18(土)
B)電子申請、運営・料金 2/25(土)
A)営業・顧客開拓 2/26(日)
↓ ↓ 今ならココから受講できます。
D)就業規則の作成実務 3/11(土)
C)人事・コンサル、是正勧告対応 3/12(日)
F)社会保険・労働保険の実務 3/25(土)※資料の都合で3/10で受付終了
E)給与計算、許認可、助成金 3/26(日)※資料の都合で3/10で受付終了
「エッセンスコース受講申込書」を見ていただくと分かりやすいです。受講申込みの締め切りは、それぞれ希望する受講初日の1週間前です。就業規則単科受講・各種申請単科受講などの単科受講は、3月でも受講申込み可能です。
合同事務所・共同事務所
令和5年に開業をお考えの方、合同事務所・共同事務所についてお気軽にご相談ください。テレワーク完全対応の格安プランも提供中。
社会保険労務士・行政書士とも、開業等を予定している2か月ほど前にはご相談いただく方がバタバタせずに良いと思います。残席ですが、専用デスクはお早めのお申し込みが良い状況です。共用デスクは、まだまだ大丈夫です。
SR-CLUB勉強会
社会保険労務士と、人事労務にご興味を持つ士業の勉強会です。遠隔地の方も、ZOOMでオンライン参加できます。令和4年試験合格者の方もどうぞ!
次回は、4月です。
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