「会社員時代のスキルを前面に出しても良い?」

【社労士開業予備校では、8月からエッセンスコースの受講申し込みを始め、社労士資格活用講座は開講します。】

この「会社員時代の~」は、今年開業されたエッセンスコースの修了生さんからのご質問です。このカテゴリに書いて、少し埋めておきます。

この修了生さん曰く、
「社会保険労務士として開業するのですから、社労士業務を前面に押し出して、プロフィールに書きます。サラリーマン時代のことは社労士業務と直接関係ないので、スキルとしては書きません。ちょっと見てください。」と。

「同じことは共感に、違うことは尊敬に」は、私が担当している講義では時々お伝えしています。共感あるいは尊敬してもらうために、プロフィールや名刺の項目は多く、がセオリーです。プロフィールを見せてもらいながら説明。
(出身地や出身高校、出身大学が同じことの代表格です。)

で、スキルです。会社員時代に習得したスキルって、一体なに??

例えば、経理事務が長い方であれば経理の記帳、仕訳であり、銀行勤務で融資の審査が長い方であれば融資のアドバイス、これらがスキルです。

社労士開業予備校・「会社員時代のスキルを前面に出しても良い?」

そんなので良いの??
良いのかどうかは、お客様が見分けますので、「引っ掛かる項目」であるようにプロフィールや名刺に書き込むだけです。

先の例で書けば、少人数の企業では記帳や給与計算の類いは面倒かつ生産性の向上に寄与しない業務。ときに、社内の人間に見せたくない内容もあります。外部の人間でそれが社会保険労務士なら、守秘義務も担保されるでしょうし、、、、、

融資も同じです。企業経営においては融資、お金は重要なもの。ヒトとカネのアドバイスができる社会保険労務士なら、強みしかない、そう言っても過言ではありません。

エッセンスコースの修了生さんが、大学時代の友人に開業の挨拶状を送ったところ「開業してヒマなら、生産管理の手伝いをしてくれ」と言われたそうです。開業前は別の仕事をしていたけれど、10年以上前の業務であった生産管理のアドバイスを求められたそうです。月額ウン十万円で会社が関東圏だったので新幹線はグリーン車だったとか。
(まあ、大学も旧の帝大ですから…。)

社労士業務だけでなく、皆さんの好きなコンサルティングなら、どんな分野でもイケますよね。それを、開業の前後で急ごしらえのスキルや資格では使えません。エッ、キャリコンとかFPのことじゃないです。

会社員として10年20年やって来たことは、自分自身では気が付かなくても、有用なスキルもあります。
(一番役に立たないのが、社会保険・助成金の書類作成経験とも…。)

社労士業務では売れない食えないのでなく、「ひと味」付け加えるだけです。


合同事務所・共同事務所

令和4年に開業をお考えの方、合同事務所・共同事務所についてお気軽にご相談ください。テレワーク完全対応の格安プランも提供中。

社会保険労務士・行政書士とも、開業等を予定している2か月ほど前にはご相談いただく方がバタバタせずに良いと思います。残席ですが、専用デスクはお早めのお申し込みが良い状況です。共用デスクは、まだまだ大丈夫です。

社労士開業予備校

社労士資格活用講座は、令和4年8月から開講します。

顧客開拓・運営実務コース」は、次回は11月の開講です。

SR-CLUB勉強会

社会保険労務士と、人事労務にご興味を持つ士業の勉強会です。遠隔地の方も、ZOOMでオンライン参加できます。
次回は、8月20日です。

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