希望退職に応募して、社労士として開業する

【社労士開業予備校は、社会保険労務士の開業について真面目に考えています。】

誰に訊かれたわけではありません。最近、新聞の情報によると上場企業では「希望退職」が流行っているそうです。組織の新陳代謝促進、年齢層のゆがみを改善するなどの効果がありますが、人員整理でしょう。

事実上の整理解雇で、社会保険労務士の開業を選択した方々も少なくありません。ここ関西では、百貨店の閉鎖、大手電機メーカーのリストラなどは記憶にも新しいと思います。公務員も早期退職制度を活用して、社会保険労務士としての道を選択する方がいます。

「退職金が割り増して受け取れるので、今がチャンス」
「何かの時のためと思っていたけれど、この資格が活きるとは」
「真面目にサラリーマン生活やっていたので、何とかなるだろう」
そう思ったかも知れません。

もちろん、希望退職に応募し、手を挙げること、そして社会保険労務士などの起業を考えて実行することは、個人の自由です。否定はしません。
(そういう方が多いと、競争が激しくなるのは、事実として理解できるかと。)

社労士開業予備校・希望退職に応募して、社会保険労務士として開業する

で、希望退職に応じた方、早期退職優遇制度を利用した方、何かの参考にしていただければと思います。

  • 勘違いしやすいところ
    • 手続きは、経験しているので、大丈夫
    • 営業は、今まで経験してきたので、問題無し
    • 同じような環境で開業したヒトが成功している

人によって、考え方や過去の人生経験は違いますので、あくまで参考程度に読んでください。

  • 手続きは、経験しているので、大丈夫
    ↑ こういう方、非常に多いんです。でも、この後の本番で困ること間違いなし。
     ちなみに、「社会保険の新規適用」「助成金の申請代行」「年金相談」「継続一括申請」「労基署是正勧告に対する是正報告」のうち、いくつご経験なさっているでしょうか。取得・喪失は経験の有無はそうそう影響しません。労災は経験が左右する場合も少なくありません。
     電子申請の経験、勤怠管理ツールについての知識はありますか。時代にあった知識や経験になっていないと困りますねえ。それと肝心のアレ、ご経験は?
  • 営業は、今まで経験してきたので、問題無し
    ↑ こういう方、けっこう無茶するんです。「営業こそ全て」と言ったりして。
     営業と言っても、対事業所・対法人営業、個人営業、ルート営業、バラバラ。BtoBであっても、巨大な物体、見えないサービスもの、いろいろあります。個人営業でも、百貨店の外商さんのようなことも。自分の背後に、著名・有名企業があるのとないのとも。
     営業経験のある方は、度胸があります。それがプラスに働くかマイナスになってしまうか、それはその人の考え次第です。法人営業で見えないものや低額のモノを販売していた方、経営者・管理部門と直に話すことができた方は強いでしょうか。
  • 同じような環境で開業したヒトが成功している
    社労士開業予備校の修了生さんでも、何人かいらっしゃるんですが、よくよく伺うと「同じ環境ではない」んです。キャラクターもそう、経験も友人知人も違うのですが、エエとこだけ取って「同じ環境です」と。冷静に分析して欲しかったです。



勘の良い方なら、これらを読んだだけで次の行動に移すことができるかと。

そうでなければ、開業講座・開業セミナーの類いの受講が手っ取り早いと思います。エッセンスコースに申し込めとは言いません。どこのでも良いので、リアルの講座を受講することを強くおすすめします。

えっ、何か疑問があったときは、受験予備校の同期生に訊く??
お互い、プラスになれば良いのでしょうけれど。先輩の開業者となったときに、次の世代に丁寧にアドバイスできれば良いと思いますけど。んん、開業は基本手当受給してから? あっ、そうでしたか。


合同事務所・共同事務所

令和 元年or2年に開業をお考えの方、合同事務所・共同事務所についてお気軽にご相談ください。
安全管理措置・マイナンバー(監督・立会)にも対応しています。

社会保険労務士・行政書士とも、開業等を予定している2か月ほど前にはご相談いただく方がバタバタせずに良いと思います。残席ですが、専用デスクはお早めのお申し込みが良い状況です。共用デスクは、まだまだ大丈夫です。

社労士開業予備校

2日間の顧客開拓・運営実務コースは次回は11月に開講します。
エッセンスコースは、来年1月から開講、お申し込みいただけます。

社労士資格活用講座は、参加費無料・要事前申込みです。エッセンスコースのプレ講座としても、ご利用可能です。

SR-CLUB勉強会

社会保険労務士と、人事労務にご興味を持つ士業の勉強会です。遠隔地の方も、オンライン会議システムで参加できます。
次回は、12月14日です。

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