社会保険労務士の次に取れば良い資格

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「社会保険労務士の次には、どんな資格を取れば良いでしょうか?」
と、ある開業前の方からご質問が来ました。
調べたら、2年半前にも同じテーマでブログ記事を書いていました。

いつも言っているとおりなのですが、
「あなたが何をしたいのかで、変わってきます。」と。

そう答えると、「社会保険労務士に決まっているじゃないですか!」と半分切れ気味に返ってきたのですが…。社会保険労務士の取り扱い分野、非常に幅広いものであることはご理解いただけているのでしょうか。社会保険・労働保険の手続き?就業規則の作成?障害年金などの年金手続きや相談?人事制度・賃金制度の構築?助成金?どれ??

年金を取り扱いたいのなら、公的年金の裁定請求の代行なのか、企業年金のアドバイザー業務なのか。年金一つとっても、その方の捉え方で、全然方向は違ってきます。

大阪・東大阪市で開業している、ある社会保険労務士さんはこう言いました。
「社会保険労務士だけで十分、開業してまだ◯年だけど、まだ社会保険労務士業務の1%も経験していないんちゃうかな。」
続けて、
「新しい法律も次々できるし、改正もあるし、やったことのない仕事も頼まれるから、違う資格なんて、勉強している余裕はないわ。本業の勉強で手一杯。」と。

確かに「産業カウンセラー」や「キャリアコンサルティング技能士」は、カッコ良い響きなのかも知れません。「傾聴」「ラポール」などの社会保険労務士業務だけしていると使わない単語も知ることができるし。「ファイナンシャルプランニング」関係も、そう。

兵庫県内で登録している社会保険労務士さんも、一言。
「社会保険労務士として自信の無い人が、他の資格に手を出すんじゃないでしょうか?」
大阪市内で開業している社会保険労務士さんも~。
(私ではありません。)
「他の資格を取っても、社会保険労務士業務のスキルアップにはつながりませんよね。せいぜい、衛生管理者くらいじゃないですか。」
↑↑ 私が衛生管理者の免許資格を取得したので、それに刺激されて勉強して合格したらしいです。受験資格の実務経験も、大卒だったのでこの先生は確か1年でOK。

私の周囲の社会保険労務士だけなのかも知れませんが、こんな感じです。シナジー効果を出すのは結構難しいし、取得には時間もお金も、脳力も…、と言うのがほぼ(だいたい?)一致した見解。

確かに、知識を広める・深める意味では、他の資格・免許を取るのは良いと思います。また、既に持っている資格・免許を否定する気はありません。

ある開業社会保険労務士さんに言われた一言は、すごく分かりやすかったです。
(残念ながら、これも私ではありません。)
「社会保険労務士の資格より、取得難易度が低い、人事労務・経営系の資格や免許なら取る必要はないですよ。実際に仕事を受託する方が、調べるし身に付きますし、何よりお金が入ってくる。」


※若干脚色しています。人物が特定されてしまいそうなので。


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