退職する従業員は分かりますか?

【社労士開業予備校では、飾らない、素朴な体験談をお話しています。】

ある企業に勤める男性会社員から、私の知っている社員さんが退職したというのを教えてもらいました。

大学新卒で就職して、わずか2年と4ヶ月。先月8月に辞めてしまったそうです。流石に退職理由までは言ってくれませんでしたが。

その退職した社員さんの当初の担当が、大阪社労士事務所・弊所だったので、知っていたんです。何度か話し込んでいくと、「タバコのニオイがひどいんです」「仕事がゲットできなくて」「顧客データが全然整理されていないんです」などのグチを聞くように…。

●社内は禁煙
営業車に同乗したときにタバコのニオイがする。一応、同乗の際は車内で喫煙はしなかったそうです。

●営業
新規の顧客開拓に回されたとか。お付き合いのある企業ではないので、会社名は有っても、担当者名が違うとか、所在地が違っていたとか。

で、「大丈夫か?」と声を掛けたんですが、退職したのを聞いて「やっぱり」。

何が言いたい?
従業員さんと接する回数が多いと、退職するのか、何か悩みを持っているのか、なんとなく分かります。数ヶ月に一度、一回に20分ほどでも、です。
(社内の他の従業員さんが気が付かないはずはないと思いますが、打つ手はなかったんでしょうか。)

ただ、顧問契約をいただいて企業様とお付き合いしていても、そこまでの情報を従業員から聞き出すのは、難しいです。ある意味、顧問社労士として見られてしまうと、本音の部分はなかなか聞き出せません。

カウンセリングの仕事になってしまいます。
社会保険労務士の手続代行や相談と違うことです。

理屈とか就業規則では解決できません。

開業を目指す方の中にはカウンセリングの仕事を希望する方も少なくないのですが、現状では社会保険労務士といわゆるカウンセラーの仕事って、結び付きにくいですね。キャリコンじゃないですよ!

で、何って?
いえ、社会保険労務士に本音を言ってくれる経営者や担当者は貴重だということです。
顧問先様の従業員さんが退職する気持ちを持っているかどうかまでは、感じにくいです。だって、”逆”ばかりですから。


”逆”って、解雇のことです…。

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