倫理的に良いんでしょうか、この状態?

【社労士開業予備校は、実務に役立ち、法令違反をしない事務所経営を推進します。】

小冊子「助成金活用のポイント」を受け取りに来るというので、先週の金曜日は事務所で待っておりました。

社労士開業予備校の修了生である、その開業済みの先生からひと言質問がありました。
「あの助成金、まだ間に合いますかね。お客様には、一応間に合わないかもしれないと伝えたんですけど。」

あの助成金、そう介護支援取組助成金のことです。
予算枠は6.2億円で、1社60万円ですから、全国で1033社が受給できる計算に。あれ、えっらい少ないですね。
(予算枠は、平成28年度両立支援等助成金(案)をチラッと見ただけですので、確実な数字ではありません、念のため。ホンマにえらい少ないですね。ブログを書くために調べたんですが、間違ってるかも。)

私「あれって、両立支援のひろばに登録するんでしょ。だったら、あそこで確認してみようよ。」
で、ノートパソコンで修了生さんと一緒に件数を確認しました。全国ベースで10295件。

修了生「わあ、全国で1万超えてますね。無理かなあ。」
続けて、その開業の先生。
「大阪だと、どのくらいなんでしょ?」

早速、「仕事と介護の両立に関する取組の公表:有り」で検索すると大阪府だけで1854件。
その開業の先生、見ていてチェックの目が。
「社会保険労務士事務所も登録してますね。どんなもんなんでしょうか?」
キーワードを「社会保険労務士」にして検索を掛けると、60件。

ちなみに、東京だと全部で1392件、キーワード社会保険労務士で35件。大阪が多いことについてコメント出来ません。

社労士開業予備校の修了生である、その開業の先生曰く。
「これって、許されるんでしょうか。社会保険労務士事務所や社会保険労務士法人に勤めていたら、介護休業のことくらい知ってるじゃないですか。知らなかったら、規定も作れないし、介護休業給付の手続きもできないじゃないですか。何か、本末転倒のような気がしますわ。先生、どう思います?」

どう思いますと言われても、返す言葉もありません。
修了生さん、正義感が強く、非常に真面目な方です。エキサイトしすぎたのを振り返ってか、ひと言二言三言、それ以上。
「何か、悲しいですね。」
「社会保険労務士事務所は、この助成金の支給対象外にすべきかもしれませんよね。」
「お客様が両立支援のひろばを見たら、憤慨しますね。」
「社会保険労務士会を通じて、取り下げたりとか、できないんでしょうか。」

倫理研修への参加云々ではなく、こういうところは問題にはならないんでしょうか。「法的」には問題ありません。でも…。確かに違和感、あります。きっと「正当な権利」と思い込んでいるんでしょう。
(何か、今マスコミで話題になってるアレと同じ??)

結局、その修了生さん「取りあえず、週明けに雇用環境・均等部に確認してみます。」に。

この修了生さんの目には、世間の社会保険労務士事務所の行動がどう写ったのか、心配です。


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今年・平成28年に開業をお考えの方、お早めにご相談ください。
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社会保険労務士・行政書士とも、開業等を予定している2か月程度前にはご相談いただく方がバタバタせずに良いと思います。1か月前でも対応していますので、日程指定してください。

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6月に、営業・顧客開拓、事務所運営の2日間コース「顧客開拓・運営実務コース」開講します。
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社労士資格活用講座

平成28年は、4月から講座開講予定でしたが、自分自身の業務や用事で開講日程が決まっていません。遅くとも6月から、開講したいと思います。
(言い訳しておきます。( ^.^)( -.-)( _ _) )

しばらく、お待ちください。