それは判例ですか?

先日、とある社会保険労務士の研修会に参加しました。

内容は、詳しく書くと色々と特定されるので、ご勘弁を。

「この判例は・・・」
「この判例から・・・」
と、講師の先生が「判例」を連発。

私には、違和感たっぷりでした。

「先例としての価値の高い裁判例」を判例と思っていましたが、地裁の裁判例(判決)の1件を取り出して、判例として講義されていたのは疑問です。地裁の裁判例が判例ではないとは断言できませんが、あくまで「こういう裁判例もあるよ」であれば理解できますが。それも、ごく最近の裁判例だったので、先例になるほどのものだったのか、かなり微妙。

もちろん、リスクを考えれば、参考にはなりますが。

「お前、法学部出身か?」
「弁護士の資格でも持ってるんか?」
そういう言い方をする方もいますが、「判例と裁判例の違い」くらいは認識した方が良いと思います。

だってこの4月以降は、訴訟代理人である弁護士の先生とともに、法廷で「補佐人」として陳述、立つこともある訳ですよね。

「だから、社会保険労務士は・・・」とか、
「法改正が間違っていたよな」とか、
「社労士は、手続きだけやっとけば良かったんだ」とか、
「法学入門・法学概論からやり直せ」とか、
言われないようにしたいですね。

依頼主の気持ち

私は、依頼主の気持ちが一番重要だと思っています。

だから、「気持ち」に沿った「2つ以上の提案」をします。
「この場合はこう、そっちの場合はリスクがこれだけ」というご提案です。ただ、多くの方は唯一つの提案しかされないようです。

とある社会保険労務士の研修会に参加して、感じたことです。


SR-CLUB勉強会

次回は、6月20日の土曜日、時間はいつもと同じ15時から17時です。

次回のテーマは、「高度専門職・継続雇用の高齢者に関する無期転換ルールの特例について」「平成27年度使える助成金のポイント」を予定しています。

SR-CLUB勉強会の参加者募集中

SR-CLUB勉強会のメンバーの多くは、社労士開業予備校の修了生ですが、修了者に限定していません。

楽しくワイワイ勉強したい方、飲みたい方、募集しています。会場は、大阪市西区、地下鉄阿波座駅の近くです。

年会費はなく、参加毎に1000円+任意参加の缶ビールの会1000円です。

詳しくは、SR-CLUB勉強会を参照ください。

顧客開拓・運営実務コースのお知らせ

2日間で、営業・顧客開拓と事務所運営・料金設定を知ることのできる「顧客開拓・運営実務コース」が6月に開講します。

6月13日・14日の土曜・日曜です。
お申し込みいただけます。

エッセンスコースの初日「営業・顧客開拓」とは、違う内容です。


合同事務所、デスクが空きました