同じ合格者でも差が付く、意識の持ちよう

社労士開業予備校は、社会保険労務士として開業しようと思う方のサポートを行っています。

平成25年の社会保険労務士試験合格者の方とお話しする機会があります。
同じ年の合格者、それも5%程度の「難関」と評された今年の社会保険労務士試験に合格したはずですが、両極端の合格者にお会いすることができました。

先ず、登場人物のZさん、今年の合格者です。
お名前は、何度もメールをいただいているのですが、名字しか名乗ってこない!!
お会いした時も、余程嬉しかったのでしょう、社会保険労務士試験の合格証書を見せられました。「管理職をずっと」「経理・総務を20年以上」と言う言葉を聞きましたが、そう感じない。40代後半から50代前半に見えたのですが、管理職や経理総務をやっていたようには、失礼ながら見えなかったですね。
「経験があるので、すぐに登録できるんです」「書類の書き方くらいは、分かるんです」と。
何より、「目を見て話すことができない」。それって??

片や、二人目の登場人物、Aさん。この方も、今年の合格者です。
この方も、何度かメールをいただいていますが、名前もご住所も、毎回いただいていました。書いてもよいでしょう、愛知県在住の方。
Aさん、ある事業を創業されて、現在も継続しておられ、ただ現状を変えたいと言うことで、社会保険労務士試験を受験。
「サラリーマン時代も、今も営業をしていますが、社労士の業界は違うと思うので」「一通り書類もやっておりましたが、顧問の社会保険労務士さんにお願いしているので、あまり詳しくないですね」と。
笑顔も絶やさず(こっちが逆に笑顔無かったかも)、さすが「女性の多い職場の経営者だ」と感じさせられました。

謙虚・控え目が良いのでなく、人間性・人間力の違いでしょうか。

社会保険労務士試験は努力すれば合格できますが、人間性や人間力は、合格点がある訳でもなく、誰かが声を出して「良い悪い」を言ってくれる訳でもない。

前者Zさんは、登録しても、そのような態度でやっていくのでしょう。
後者Aさんも、変わらず、むしろ「初心者です」という控え目な態度でやっていくことでしょう。

相手をするのは、全部、人間です。感情の生き物です。
それに、自営業あるいは経営者です。
私なら、気持ち良く過ごせる相手と一緒に仕事をしたいし、人間として魅力のある人と付き合いたい。

「気付き」があれば、変われるはずです。
なければ、イヤですね。



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