社会保険労務士開業へ向けての考え方

全ては、あなた自身

「どのように顧客開拓・営業すればよいのか?」
「3年目で年商(売上げ)1000万円は普通でしょうか?」
よく、質問される代表格です。

[check]あなた自身、どうしたいのですか?
[check]あなたは今までどのような人生を歩んでこられたのですか?
[check]あなたが「売れること」は何ですか?

あなたの年齢、保持しているスキル、過去の職歴、学歴、人脈、友人、親戚、出身地、考え方、生活レベル、現在の資産、預貯金、したい社会保険労務士業務、目標とする年収・年商など、他人と同じ人は一人としていないでしょう。

顧客開拓・営業も、「飛び込み中心で行きます」という方、「取りあえず知り合いを回ってみます」という方、「どうしたらよいのか分からない」方まで色々。
分からなければ、社労士開業予備校講座などの開業セミナーを受講すべきです。
「営業経験があります」は、危険です。少なくとも、「法人の新規開拓営業」の経験があれば、顧客開拓に関して心配する必要は無いでしょう。ただ、チームでの営業でなく、個人で営業できるアイテムだった場合ですが。
また、開業セミナーを受講したからといって、実践しなければ始まりませんが、少なくとも何らかのヒントは得ることができます。

何もしないで、悩むのは、何も考えていないことと同じ。
行動しないと、開かないこと分からないことの方が、十分多いのです。

「成功」という言葉は、その人がどう思うか、です。
年間1億円の売上があっても「ダメだ」と思う先生、年商700万円でも「取りあえず成功」と思う先生まで様々です。

目標は、大きく持つ方がやり甲斐がありますが、多くのサラリーマンの年収分布がおおざっぱに、500〜800万円であることを考えると、年間売上1000万円あれば、少なくとも、いわゆる人並みの生活は出来るはずです。
収入が全てで開業したわけではなく、あるいは開業するわけでもなく、バランスですよね。

事務所を大きくして経営者になりたいのか、書籍・セミナーなどで名を挙げたいのか、家族を養える程度の稼ぎで構わないのか(起業としては少々寂しいですが)、皆さん考えが違うと思います。

社会保険労務士、おそらく開業時は個人事業として開業されるのでしょうから、「平均」や「他の社会保険労務士の動向」は、参考にしても必要以上に気にすることはありません。
社会保険労務士などの士業は、「個人」が重視されます。

あなた自身が主役です。そして、演出家でもあります。

できない理由を考えるのではなく、「どうしたら、できるのか」「目標達成のためへの過程」を前向きに考えることができる方は、自営業者、そうです「社会保険労務士」に向いています。
後ろ向きにしか考えられないのであれば、開業しても後悔するだけでしょう。

例えば、「年金相談や個人を相手にしていては、稼げませんよね」という質問。
マイナスな質問には、答える気もしません。まあ、私には「年金相談での売上が無く、個人相手に商売をしていないので、分かりません」と答えるしかないのです。
ただ、こうした方が良いと思える方法、ベターな方策をアドバイスすることはできます。

「今なら、助成金ですかね」「コンサル・第3号業務をしないと、もう手続業務はダメですね」、決め付けは良くないでしょう。
助成金の申請代行をしたいのですか、それはなぜですか。

普通のコンサルタントとして営業するのであれば、社会保険労務士の資格をなぜ取得したのですか。
コンサルティングは、資格に関係なく誰でもできます。
本当は、何がしたいのですか?

社会保険労務士の資格や業界を否定するのなら、そんな資格や業界にぶら下がる必要はありません。
でも、最近開業する方で、そのような発言をする方案外多いです。
何で、社会保険労務士?

自営業は、最後は自分を信じるしかありません。
自信過剰は論外ですが、「開業して、自分が設定した目標に到達する」勇気と知恵を持つことができれば、社会保険労務士に限らず、「食える」はずです。

そう「社会保険労務士って、食える(稼げる)資格ですか」、異常に多い質問です。
今食えている状態の人は「食える」「稼げる」と言い、食えていない人は「ダメ」と言うのでしょう。
開業したからと言って、全員が「成功」するわけではないので、他の士業と比べれば難しい面もあるのかも知れません。
ただし、一般の事業として考えた場合は、「食える」確率は非常に高いと思います。

完璧な計画があっても、実践・行動しなければ無意味。全くナンセンス。
逆に実践・行動できるのであれば、計画は常に微修正、ときには大幅な変更で、最初の目標に到達することは現実のものとなります。

社会保険労務士として開業して「食えない」人は、以前の私のように「社会保険労務士は国家資格だから」「ホームページさえ作れば安心」という姿勢なのでしょう。
ネットの様々な情報を客観的に分析すれば、あるいは開業セミナーの類を分析してみれば、「食える・食えない」より「簡単・難しい」くらいは分かるはずです。
今時、ネットで色々な情報を検索しないのであれば、よほどの自信家か、ネットが使えないのか。

社会保険労務士を選んだ理由は、人によって違うでしょうが、「自分は、こうしたい」というのがボンヤリでも頭の中にあれば、社会保険労務士の開業をやってみる価値は十二分にあります。
もちろん、目標に到達できないリスクを踏まえた上で。開業しない選択肢も当然あります。

エッ、「年に1000万円稼げますか?」
だから、それを目標に設定するのかしないのかは、私ではなく、あなたご自身です。
目標達成のために努力する、それが最大限自分に反映されるのが自営業です。
年商・年収の設定、事務所の場所、顧客開拓・営業の方法、専門分野・得意分野をどうするのか、事務所経営が成功なのか失敗なのか、最終的に決定するのは、あなたご自身です。
開業セミナーが決めることではありません。
少なくとも社労士開業予備校講座では、そのための考えるヒント、きっかけを最大限提供していると自負しています。

本当に、あなた自身、どうしたいのですか?


開業する方を支援します

株式会社戦略人事研究所は、「社会保険労務士の資格を活用して生きていきたい」と思う方々を応援しています。

  1. 社労士開業予備校講座
    1. エッセンスコース(8日間)
    2. 顧客開拓・運営実務コース(2日間)
       
  2. 開業の相談
    1. 個別の有料相談
    2. 2名以上の講座(無料)
    3. 社労士資格活用講座(無料)
       
  3. SR−CLUB勉強会&ML



2013-05-14 (火) 11:14:06更新
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