社労士開業予備校エッセンスコース(平成22年1月開講、3月修了)の受講生さんの実録です。開業の前後1か月の様子を詳しく記録されています。

これから開業される方、ヒントや参考としてご覧ください。

なお、同じ「桑野さん」ですが、主催者側の人間とは、血縁関係、親戚関係は残念ながらございません。全くの偶然です。

「桑野社労士&FP事務所」開業1か月奮闘記

平成22年5月9日記す、桑野信一さん

  1. 事務所の賃貸
    3月4日契約。それは偶然、気に入った物件があったから。41,500円/月、12平米。
     
  2. 勤務等社会保険労務士から開業社会保険労務士へ変更手続き
    3月11日、電話番号が決まってないので、社労士作成印の申し込みを保留。連合会の様式一式を揃えたが、手書き及び複写のため実際はあまり使えない感じ。
     
    4月1日、社労士損害賠償保険加入申し込みを送ったが、まだその返事なし。
     
    5月3日に、平成22年4月1日からの変更登録を平成22年4月22日に行った旨の平成22年4月30日付けの通知書が来た。
     
  3. 電話・ファックス
    3月11日申込み(こだわりの別番号)、3月30日工事、OCNホームページ開設手続きは未だ → 取り敢えず時間がかかる
     
  4. 揃えた物品
    机、椅子、パソコン、プリンター・FAX・コピー複合機、下駄箱、スリッパ、電話、電話台、ソファー、テーブル、イス、書庫上下、ロッカー、書籍立て、傘立て、看板
    → 初期費用は100万円を超えた
     
  5. 預金口座
    社労士開業予備校で教えられたように、「桑野社労士&FP事務所 所長 桑野信一」で作成。信用金庫と地方都市銀行の2口座。ところが、キャッシュカードはいいが、クレジットカードの方は個人事業者は屋号では作れないとのこと(信販会社方針)。そして、そのクレジットカードは、手元にまだ届いていない。
     
  6. 開業祝い
    胡蝶蘭(下請業者、元の職場、元の職場の先輩)、絵画(元の職場の先輩)、祝い金(元の職場の先輩、友人)、電気ポット、日本酒、観葉樹 → なぜか、胡蝶蘭が多い。
     
  7. 営業活動
    3月29日職場の委託業者に定年退職のあいさつ。
    4月 1日大学の先輩へ名刺と事務所案内30枚を持って、あいさつ。
    4月 7日郵便局以北からR通りの商店にあいさつ回り、23件。
    4月 8日自宅近所の店舗にあいさつ回り9件。
    4月 9日Y市商工会議所へ加入。Y市とU市の税理士・会計士・司法書士にあいさつまわり、9件。
    4月12日K年金機構、K労基局及びハローワークFに申請用紙類を貰いに行きながら、開業あいさつ。
    4月13日元の職場の委託企業と税理士先生へ、開業あいさつお礼のはがきを投函。
    4月16日Y市社会福祉協議会のボランティアとして、「あそぼう会」「パソコンボランティア」「移送サポート」に申込み。
    4月19日元の職場の同僚・先輩、友人、お祝いに来てれくれた人などに、お礼のはがきを投函。
    4月23日行きつけの飲み屋に行き、話をしたら名刺と事務所案内を店に置いてくれた。そこで、開業経費が100万円を超え、事務所の体裁を整えるのに四苦八苦していると言ったら、「経費のケタが違う。私らその10倍はかかったし、6ヵ月ぐらいは落ち着かないよ。」と言われた。
    4月26日元の職場の先輩と元の職場の下請業者に開業あいさつ。
    → 営業活動は、主に名刺と事務所案内を使ったが、多い反応は、(1)出身地、(2)出身校、(3)いつ資格を取ったのか、(4)特定社労士って何、といったところ
     
  8. 初めての受注
    4月15日、元の職場の関連業者から「就業規則見直し業務」を受注。4月27日、ヒアリング。5月10日の週に、「就業規則等診断書」を届ける予定。
    1. 「委託契約」における印紙税の取扱い
      顧問契約は平成元年に非課税となったが、個別契約は契約金額1万円未満を除き、課税物件。
       
    2. 「領収書」における印紙税の取扱い
      印紙税法別表第1に掲げる第17号文書のうち、社会保険労務士(社労士法人を除く。)がその業務上作成する受取書は、営業に関しない受取書として非課税物件。
       
    3. 源泉徴収税(外税で報酬額が5万円の場合)
      (1)報酬額50,000円
      (2)消費税 (1)×5%2,500円
      (3)請求・領収額 (1)+(2)52,500円
      (4)源泉所得税 (1)×10%5,000円
      (5)差引請求・領収額 (3)-(4)47,500円
       
  9. 判子・ゴム印
    社労士開業予備校で教えられたように、「角印」と「丸印」を作った → 契約書に個人印は信頼感がなく、寂しい。フリーメイト印(親子台木印)は便利。
     
  10. 官公所への届け出
    4月23日、都道府県への「個人の事業の開始届」とU税務署への「個人事業の改廃業等届出書」を郵送。4月27日に、両方ともその写しが返送されてきた。これらが、個人事業者にとって、『対外的に示せる唯一の開業証明書』とのこと。
     
  11. 今後の抱負
    6か月から1年以内には、なるべく早く事務所経費が賄えるくらいの受注をしたい。そのキーポイントは、おそらく“信頼関係に基づく人的つながりでの紹介”だと思う。
     
    そして、“自分が人に頼られている、世の中の役に立っているという実感”を得たい。

以上

開業して2週間での受注は、色々なことを考えると、良い滑り出しではないでしょうか(料金の額は、コメントできませんが)。次は、継続的に依頼される顧問としての受注が目標になっているのでしょうか。



社労士開業予備校の受講を考えておられる皆さまへ

  • 社労士開業予備校で何を講義しているのか、見えてこないかも知れませんが、かなり素直に実践していただいている様子が、主催者には伝わっています。
  • 社会人として、きっちりとした人生を積んでこられた方でしたので、周囲の方も「協力してやろう」という気になったのではないかと推量できます。
  • 備品や消耗品は、個人の財布とご相談いただくよう、社労士開業予備校では講義しています。

≫≫エッセンスコース(8日間)は、毎年1月開講

≫≫顧客開拓・運営実務コース(2日間)は、6月・11月に開講



2011-01-11 (火) 08:19:15更新
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