引っ越し

社労士開業予備校・合同事務所は、平成30年9月に移転しました。せっかくですので、その記録を残しておきます。少しでも、参考になれば幸いです。

移転の理由は?

「スタッフを増やしたい、今の事務所が手狭になった。」
「よりキレイなオフィスに移りたい。」
「自宅から脱出、テナントを借りて本格的に。」
ヒトによって理由は様々でしょうが、プラス・前向きな理由であれば良いと思います。

では、今回の社労士開業予備校・合同事務所の移転の理由は?
いずれ分かるんでしょうが、今は書けません。と言うか、別に移転理由に関して守秘義務契約とかを交わしたこともありませんので、問題ないのでしょうが。まあ、来年になれば分かると思いますので。

今回の移転が『良いキッカケ』になれば、と。

ただし、合同事務所・共同事務所が移転することで、何名かは一緒に新しいところへ行かずにメンバーをやめる方も。メンバーの一人が言うには「このくらいの距離の移転でやめるなんて、何を考えてるんでしょうね。それやったら…(自粛)。」、そんな意見も出ていました。

不動産業者を探す

普通は、物件を探すのが先かと思います。
が、不動産業者を探してから、物件を当たる方が早いでしょう。

弊所も、西本町2丁目の近所に良さそうな物件があったのですが、最初に当たった不動産会社の担当者が全くやる気無し。質問事項にも、「さあ、そんなもんです」で済ませられて、新しい違う物件を依頼しても音沙汰無し!!

次の不動産会社に依頼する前に、ネットに掲載されている物件をいくつか当たりましたが、全部成約済み。共用の会議室有り物件に当たったら、ツリ物件のような…。

その後に、連絡をした不動産会社さんを列記しておきます。

  • オフィスナビ
    担当のスタッフさん、非常に感じの良い方でした。希望を言うと、頭の中にある色々なオフィス物件を提案してくれる良い対応でした。知り合いも丁度事務所の移転を考えているらしく、不動産会社の話をしたらオフィスナビさんに頼んでいるとのこと。
  • officee(47株式会社)
    テナント物件を探していると、こちらの会社がバンバン出てくるので、連絡しました。東京にしか店舗がないんですね。大阪の物件をどう扱うのか、結構不安がありました。が、こちらの担当スタッフさんも親身になってくれました。
  • アンド・ディライト
    上記2社と違い、大阪だけでやっている不動産会社さん。ちょっと条件的に厳しい、難しい物件でも「交渉しましょか」「管理会社に掛け合います」と前向きに対応いただきました。

結果、どこの不動産仲介業者さんに依頼したかは書きませんが、計4社全然違いました。最初の不動産会社は論外としても他の3社さんはビジネスとして当たり前の良い対応でした。

不動産会社さん自体は、ネットで探しました。

実際に物件に当たってからは、管理会社の対応が悪いところがありました。
オーナーが対応するのではなく、通常は管理会社が対応しますが、悪い管理会社はまともな答えが返ってきません。阿波座のあるビルは、管理人の対応に切れかけました。西本町のあるビルの管理人は、無表情で「さあ」ばっかりでした。そんなんでもクビにならないなんて、ええ管理会社ですねえ。

物件についてのメモ
●1階からのエレベータがない場合は、引越費用が高くなる可能性が有り。同様に、オフィス家具類を購入の際の搬入費用がかかることも。エントランスが何段かの階段状になっている場合も要注意。
●保証金が高い場合は審査はゆるやか。保証会社利用のため保証金が2、3か月程度の場合は審査が多少あり、2年ごとの費用もある。

引越業者を探す

移転するオフィス物件が決まったら、次は引越業者を探します。
自宅から移転するのか、別の事務所物件から移転するのかで、だいぶん違うかも知れません。

月ごとで言うと、21日から末日までの引越は2カ月程度前に依頼する方が良いみたいです。要するに、「混む」からです。

年で言うと、3月や8月、9月は混むんだとか。

で、見積もりを依頼したのが、今回実は計5社。
3社はテレビCMもやっている会社、1社はネットで発見した会社、もう1社はオフィスまるごと引越移転支援みたいな会社。うち3社は、見積もりのために旧事務所・西本町に来ていただきましたが、実は2社しか見積書は出ませんでした。1社は見積もりに来たにもかかわらず、おいおい! 残りの2社のうち、1社は忘れたのか見積書が来ず=条件は伝えていました。ラスト1社は、見積もり来所の時間まで設定したのに、来ませんでした。CMやってるのに(プンプン)。

最終的に、営業マンの対応で決めました。
これを書くと、自分自身も反省すべき点があるなあと…。

良い営業担当に出会うと、楽しいし、気持ち良いですね。
(余計に反省…)

引越・運送のメモ
●オフィス家具の入れ替えをすると、良い面悪い面がある。不用品の廃棄は意外と費用と時間と手間が掛かる。「不用品買い取り」は古いオフィス家具の場合は、当てにしないのが正解。古いかどうかは、4,5年らしい。
●自宅からテナントとしてのオフィス物件に入る場合でも、引越業者を使う方が安全。壁や廊下、エレベータにキズを付けた場合のことを考えると、ケチらない方が良いと思う。(荷物の量にも因りますけど。)

期間は、どのくらい?

今回の移転は、ゴールデンウィーク明けから動き始めて、9月下旬の移転ですから、約4か月半。

事務所・事務室だけでなく、会議室の設置や、土曜日曜の利用も考えると、良い物件が少なかったこともあります。

自宅からの移転で、2カ月。
別の賃貸オフィスからの移転では、やはり6カ月でしょうか。契約書では「6カ月前」ですから、たいてい。まあ期間の短縮は、お金さえ払えば済むことです。合同事務所・共同事務所は、2カ月前までの解約協議ですが、その期限さえも守れない人たちが多数いますけど+残金も払わない~。

時期的な関係もありますが、社労士開業予備校・合同事務所のような特殊事情があれば別ですが、やはり余裕を見て3カ月は欲しいところです。移転の条件が明確に決まっている場合は、1カ月でも大丈夫では。ただ、事務所移転のお知らせを考えると、1カ月ではバタバタしすぎるので、やはり2カ月は必要でしょう。

スタッフが数十名数百名なら話は別ですが、一人ないし数名の事務所移転なら、6カ月前に考えて(契約解除を通知する)、3カ月前には行動に移す(新しいオフィスを探し始める)のが時間的な余裕を考えると良いのでは。

今回の引越費用は?

予定していたのが、保証金を入れて250万円。予算です。

実際の支出は、笑うしかありませんが、プラスウン十万円。

新事務所のオフィス家具類は、ほぼ一新しています。引越だけなら、引越業者さんに支払う費用だけですので、せいぜい10万円。

ちなみに、引越業者さんを使わないのは、おすすめできません。
養生は素人には、少し厳しいと思います。ビルのオーナー・管理会社と調整することになりますが、養生無しでは普通は引越させてくれません。
(と書きながら、諸事情によりプチ引越や購入したオフィス家具の搬入時の養生は、とりあえず自力で対処しました。)

レンタカーのトラックを借りて引越するのは、養生のことを考えると、不安。
ワンボックスカー・ワゴンを使って、何回かに分けての引越も同じです。

まあ、わずか数万円なので、ケチっても仕方ないと思います。そこをケチるくらいなら、事務所テナントを借りずに、合同事務所・共同事務所の類いで十分です。いえ、社会保険労務士なら自宅で十分、事務所要件のチェックがないので。

引越で注意することは?

再びメモ書きです。

  • 支部を移動すると、結構大変。
  • 電子申請の提出代行証明書は、改めて顧問先に依頼。場合によっては電子証明書も新しくなるので、その間…。
  • 全ての名刺交換先(顧問先は、もちろん)に、移転のお知らせを送るのか、送ったとしても所在地変更してくれるのか。
  • 保証会社を使わない物件は保証金がかさむ。保証会社を使う物件は、2年ごとに一定の費用が掛かる。
  • 移転・オフィス探しをするなら、理想は1年前ぐらいから。3カ月前だと「良い物件、条件の合う物件」に出会えない可能性も。
  • 家賃(坪単価)+共益費が全てではない。電気代の基本料金、警備会社のセキュリティ費用が別に必要なことも。



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