法人の社員社会保険労務士に、ルールは必要?

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最初にお断りしておきます。実際に、「法人の~」でお話しをしたのですが、その個人の名誉のために事務所を特定できないように脚色して書いていると、当初相談いただいた内容と相当違ってきました。

では、結論から。
「ルールは必要、方向性は合致させる。」

社会保険労務士法人へのステップアップを目指して、しばらく個人事業・共同事務所でやっていたとのこと。事務所運営のうちに、お互いの考え方や方向性の違いに気付き、分かれるようになった、現在は元の個人事務所に、そういうことだそうです。

似たような事例は、女性同士の共同事務所でも聞いていて、片方が勝手に出て行った(スポンサーを見つけた?)のを、実際に、もう片方の先生から愚痴込みで伺ったことがあります。これ、既に分かってしまうかも。

戻って、ルール。
絶対に必要です。小さいこと、しょうもないこと、わずかなお金のことで揉めたくはありません。それなら、想定できる事項についてはルールを決めておく。とくに、上下の関係でない、対等の関係こそ、ルールはきっちり作っておきたいですね。

方向性は、次のステップが法人なら、それを考えて。
代表社員をだれにするのか、代表社員は一人にして、その他のメンバーはぶら下がる形にするのか、パートナーシップにするのか。内部留保はどうするのか、儲けはどう分配するのか。(←これ、ルールですね。)どんな事務所にしたいのか、手続き中心、大企業中心、百貨店型?あくまで、社会保険労務士業務、それとも周辺業務も積極的に?いろいろ考えることはあります。

知り合いの弁護士法人さんでは、「個人での受託は一切アウト、全て法人を通して」だそうです。知りうる限り弁護士さんは、個人での受託もOKパターンが多いような気がします。社会保険労務士法人の場合は、通常は法人でしか受託できませんが、セミナー講師依頼の場合はとくに問題になるのでは無いでしょうか。個人でも受託できますので。
(単純な疑問が湧いてきました。弁護士の先生は資格で、社会保険労務士は組織・法人で、動くわけですか??弁護士さんの法律上の制限が分かりませんので、質問とかしないでください。)

ちなみに、大阪社労士事務所・合同事務所には、詳細なルールがありますが、あくまで常識の部分を書面にした内容です。ビジネスマナー程度です、もともとは。例えば、「お昼の時間以外は、できるだけ事務所内で飲食しない」「ゴミは、毎日自分の分を捨てる」。たったこれだけでも、守らない合同事務所メンバーがいるので、かなり悲しいですが。

ルールは必要です。
ただ、皆さん、エライ先生ですから…。


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