痛いセミナー、今日の出来事

今日は、大阪市内の某所で開催されたセミナーに参加しました。
無料ですが、テーマがそこそこ刺激的なものであったので、申し込みました。
今回は、講師ではなく、受講生としてです。

開始前20分ほどには到着しました。
約50名ほどの資料と椅子が用意され、スタート時には、40名ほどは着席していました。

講師は、内容が内容だったので、社会保険労務士の肩書きの方です。
大企業でも講師をされているようで、スゴイ実績です。

その前に、レジュメ(パワーポイント)を見て、「これは。。。」とテンションが下がりました。

良い意味で、期待を裏切ってくれるに違いないと思いながら、2時間のセミナーで、20分近く自分の話。
私なら、5分も使いません。(使えない=ネタがない?)

取引先には、1000名を超える大企業もあるようで、うらやましいですね。
どんなお話しをしていただけるのか、楽しみでした。

批判になってはいけないので、客観的に見ました。
・過払い金返還訴訟=グレーゾーンを超える部分が還付される、と講師。
 グレーゾーン部分が返還されるのです。マチ金は別の次元です。

・労働基準監督署へは、匿名でも申告できます、と講師。
 匿名で相談はできますが、労働基準法の申告には原則名乗る必要があります。

・安全配慮義務
 労働契約法にも、配慮義務が明記されています。

・基礎年金の満額が、797,000円と、レジュメに記載。
 21年も今年度も、792,100円では? 797千円って、いつでしたっけ??

・厚生年金の計算式が、ちょっと。。。

はい、残念なセミナーです。
10分経たずに、お隣の方は退席しました。

いくら、「1000名を超える企業の顧問」や「人事制度・評価制度のコンサル」をされており、偉い先生かも知りませんが、私は、同業者として、恥ずかしかったです。

結局、2時間のところ、1時間過ぎた際の休憩時間に失礼しました。

私の方が「上手い」とは思いませんが、もっと確かなことを、着実にお伝えします。
皆さん、実務家のセミナー講師って、そうあるべきだと思いませんか。

本業は、社会保険労務士で、たまに講師もやっています。
大阪社労士事務所