報酬をどうする?

今日付けで、新たに社会保険労務士として開業された方も多いと思います。事務指定講習を修了した場合は、最短で今日になるのでしょうね。開業おめでとうございます、ただしこれからが本当の本番です。まずは、お客様を獲得することが一番重要かと思います。

さて、開業のあいさつは済んだものとして、業務が実際に舞い込んだとき、一番大事なものは、それは「料金」報酬についての取り決めです。

社会保険労務士会の報酬規定は、平成14年度末(平成15年2月.3月)に廃止されました。他の法律隣接専門職(士業)例えば、税理士や行政書士の報酬規定も現在既に廃止されています。

ただ、料金の決まっていない商売などはありません。「時価」の寿司屋は、そう言えば行ったことがありませんし、北新地のクラブなど、料金表が掲げていないお店や商品は、最近では非常に少なくなってきています。

安ければ、仕事が来るのか。
逆に、貴方自身安い「100円回転寿司」と、板前さんが握ってくれる料金表のある「江戸前寿司」、どちらに行きますか。また、美味しいと思いますか。あるいは、同じジャンルの料理として認識されていますか。
(寿司が好きなので、例えていますが、他のものに比べて、いわゆる価格破壊があったとされています)

私たち社会保険労務士が提供するのは、「サービス」(役務、つまり商品に対して)です。工場で作られるものでもありません。

料金は、誰かに言われたり、過去の報酬規定を丸写しする類のものでないと思います。料金の考え方がまとまっていないと、即ち業務の内容も説明できないことになります。自分の価値が何にあるのか、自分は本当は何をしたいのか、それを常に考える必要があるはずです。

A4サイズ1枚で良いと思います。
取りあえず、自分の事務所の料金表を作って、営業しましょう。顧客を獲得しましょう。

お客様以外の誰にも、そう私たち他の社会保険労務士同業者にも料金について、あれこれコメントすることは、本来出来ないと思います。だって、日本は自由主義経済の国ですよね。信念をもって、見込みのお客様に料金を提示しましょう。

社労士開業予備校(大阪社労士事務所主催)では、料金表の作成をサポートする講義も行っています。平成19年1月開講エッセンスコースは、ただ今受講受付中です。

社労士開業予備校
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