開業までにすること

会社を辞めるタイミングが難しいのです。何時切り出したら良いのか、悩んでいます。

回答)
社会保険労務士で開業を決めているのであれば、いつかは言い出さなければならないと思いますが、仕事の切りの良いところでしょうか。節目がないのであれば、3カ月が感覚的には丁度かなと思います。

就業規則どおりの期日で言い出すのは、無責任ですので、まず上司に相談することをおすすめします。将来、仕事関係でつながりや紹介があるかも知れませんので、綺麗な辞め方をするのが、人事・労務管理の専門家である社会保険労務士のやり方です。

社会保険労務士事務所の開業までにすることは何ですか?

回答)
多すぎますが、これだけと言うことであれば、社会保険労務士会への登録入会の手続と税務署への事業所開設の届です。
社会保険労務士会への登録入会の方法については、登録入会する都道府県の会に直接お問い合わせください。
お金がいくらかと、事務所名を決めておくことが必要です。
税務署へは、原則住所地の税務署へハンコを持っていけば、すぐにできます。

あとは、資金です。
最近相談の多いのが「手持ちのお金がほとんど無い。」嘆きにも近いものです。
ワタミの渡辺社長ではありませんが、資金作りのために佐川急便で働いた方も知っています。
開業後のバイトも、可能ですが、開業時の費用だけで30万円は用意しますが、生活費として事務所経費・活動費として独身でも150〜180万円程度は、持っていた方が良いと思います。

いろいろな教育機関が「開業セミナー」を行っていますが、価値はありますか?

回答)
価値のあるなしで言うと、「価値あり」です。
書類の作成については、社会保険・労働保険の書類を作ったことがある人でも、助成金や就業規則はなかなか作ったことがないのが普通です。
また、ほぼ同期に開業する仲間ができることで、何らかのときに役に立つことがあります。

他にも、「顧客開拓の実際」「お客様とのインターフェースツール」はもちろん、すでに開業されている社会保険労務士の方の話しを聞くことが色々と参考になると思います。

開業までに身につけなければならない知識は何ですか?

回答)
開業しても、即仕事があり忙しい状態の人はまれでしょうから、時間だけはいっぱいあります。
少なくとも、日商簿記3級程度の知識と給与計算の方法くらいは理解しておくことをおすすめします。
また、意外に多いのが受験時代の知識を完全に忘れている方が多いことです。(開業当時の私です。)
受験時代のテキストで良いので、見直しをされる方が無難です。
細かい数字より、「なぜ」を常に意識して読み返すと業務にも活かせます。

とくに「適用」「被保険者」と「最近の法改正」あたりをざっと押さえておきましょう。

事務所名についての決まりはありますか?

回答)
社会保険労務士会に詳しい方の情報によると、「○○社会保険労務士事務所」をすすめているようです。
ただし地域により、流行り廃りがあるようで、電話帳を見ているとおもしろい発見ができます。
最近では「○○社労士事務所」や「オフィス○○」、○○の部分をひらがなで表記した社会保険労務士事務所が流行っているようです。
つまり、特にルールはないらしい、と言うお答えになります。

当然のことながら、不正競争防止法や商標法に違反・抵触する事務所名はダメです。
このことは社会保険労務士会では言われませんが、一般の企業では非常に注意すべき事項です。

どちらの「開業講座」が良いのでしょうか?情報が少なくて困っています。

回答)
すべての開業講座に行ったわけではないので、どれがよいのかは口コミや雰囲気で感じ取ってもらうより仕方がないところです。
ただ、ベテランの先生の講義は理路整然としてまとまっている場合も多いのですが、最近の実務をやっていない場合もあります。
顧客開拓についても、安泰とした事務所となったベテラン先生が講義されるより、若手の今現在顧客開拓に走っている先生の講義の方が参考になるはずです。

関西圏の情報がもとになりますこと、ご了承ください。

  • 社労士開業予備校講座
    若手の先生が講師を担当。少人数制で、顧客開拓のロープレ・ゼミナール形式での講義もある。顧客開拓については、今現在のやり方を講義。
  • 社労士開業塾
    河野順一先生が看板講師。モチベーションの高い受講生が多い。ただし、顧客開拓については、精神論・根性論がでることもあるが、本当にやる気の高い人には評判が良い。
  • 大原
    最近は、単発の講座を多数開講している模様。講師の方を色々な他のセミナーで発見すること多い。
  • LEC
    時間数が少ないのと、受講生相互の交流が少ないことが残念。時間数が少ないので、絶対的な情報量が少ないのを感じる。

東京での開業講座は、種類も人数も非常に多いのですが、ホームページで拝見した場合、2種類に分かれているようです。

  • 開業後すぐに売上げを上げた方が講師の講座
    いわゆる、景気の良い「営業系」の講座です。やる気にさせられるので、モチベーションアップには最適です。
  • 事務手続きだけに特化した講座
    書類や就業規則だけを2日3日で講義しているところがあります。開業には何が必要か、それをやって欲しいです。

せっかく優秀な講師がいる首都圏で、もったいない話です。

私は、総務の経験が5年あるので登録できるだけの実務経験期間はクリアしていますが、実務について不安な点があるので、指定講習を受けた方が良いでしょうか?

回答)
指定講習を受けるのも一つの方法です。
ただし、書店や役所に行きますと詳説な手続書がありますので、それらを参考にすれば独学でも十分マスターできます。
役所から実際の書式をもらって、記入の練習をしておけばいざというときに書式でもあわてなくて済みます。
ちなみに参考書籍としては、清文社や日本法令から手続マニュアルタイプの書籍が出ていますので、書店でご覧いただけないでしょうか。

営業・顧客開拓について不安がある、あるいは何も考えていないのであれば、開業講座の類を受講するのも良いと思います。

退職してすぐに開業すると雇用保険が受給できないので、雇用保険を受給してから開業するつもりですが、問題はありませんか?

回答)
この手の相談が来ると悲しくなります。
基本手当の受給には2つの要件があったと思います。
私にはそれ以上言うことができません。
「開業するつもり」であれば……。

あとは個々人の考え方なのでしょうね、きっと。
再就職手当とか、色々あるのでしょうが。

ちなみに、私は7月末に退職して、8月1日から動きましたので、まだ当時の離職票を持っています。

開業講座を受講しようと思い、ココに来ました。どこも「顧客開拓」を前面に打ち出しているような気がしますが、管理人さんのお薦めはどこですか?

回答)
私は別サイトで、社労士開業予備校講座を開催していますので、うちが一番良いと思います。
理由は、具体的に顧客開拓の方法を教えているからです。
例えば、「税理士さんと知り合う方法」をすぐに思いつきますか?
「税理士さんと知り合うと良いよ」と教えてくれても、「知り合う方法」までは、開業本にも、他の講座もやっていないようです。
他の開業講座の受講生に確認済です。

本当は、いわゆる営業の未経験者に来ていただきたいのですが、逆に営業経験のある人の方が、受講者数は多いです。
「開業とは、お客さんを獲得すること」だと思っていますので、本当は顧客開拓が一番重要なはずです。

顧客開拓より、高度な実務知識が必要なのであれば、他の開業講座開業セミナーを受講される方がベターです。
また、同期生を作るのも目的にしたいので、ビデオ講座はちょっと寂しいです。

ホームページだけで業務の依頼は、ありますか?ホームページの準備をしたいと思っています。

回答)
まともなホームページを構築すれば、依頼はあります。
ただ、リアルのコミュニケーション、フェーストゥフェースがあってこその社会保険労務士事務所開業だと思います。
現状はあくまでサブの手段と思いたいです。
きっかけとしては良いのですが、肝心の対人コミュニケーションを磨くことを忘れないでください。

ホームページを作成している場合は、ブログやメルマガで情報発信しなくても、少ない先生で2〜3件、多い先生で月に2件程度のホームページ経由の業務依頼があるようです。
(知り合い、社労士開業予備校修了者などからの情報)

≫≫より詳しい情報は、社労士開業予備校講座



2010-01-10 (日) 20:35:53更新
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