まずは、コレ

 社会保険労務士事務所の開業を、特別なことだと感じていませんか?

 ごく普通のことです。国家資格が必要なだけで、それ以外は、他の商売と変わりません。特殊なことではないのです。

 起業するときは、多くの場合、事業計画書(ビジネスプラン)を立てます。コレがないのに、アドバイスを受けることができません。構想があれば、評価してもらいやすいのです。

 「社会保険労務士として、開業するんだけど、私、どうかな?」では、成功するのか失敗するのか、お答えの仕様がありません。

 飲食店開業の専門家ではありませんが、飲食店の開業に例えて考えると、分かりやすいのではないでしょうか。

「飲食店を開業する」

  • ジャンルは?
  • 客筋、ターゲット層は?
  • 立地は?
  • お客様の単価は?
  • 仕入れは?
  • 営業時間、定休日は?
  • PR・広告宣伝は?
  • メニューは?
  • セールスポントは?

 どうでしょうか?
 社会保険労務士も、同じように考えれば、良いんです。


分かりやすいのは、コレ

 では、調理をするのは、料理人(コックさん、板前さん)を雇うのでしょうか、それとも自分?

 そうです、社会保険労務士は自分がほとんどでしょう。

 自分ですれば、一から勉強、ただし、調理師学校なら系統立てて教えてもらえる。それと同じで、開業セミナー・開業塾の類に行くのが、手っ取り早いと思います。

 今なら、どこの開業セミナーでも、10万円台で受講できます。商売を始めることを考えれば、高くはないはずです。

 社労士開業予備校講座を受講していただければ、それは結構な話ですが、どこの開業セミナー・開業塾でも良いので、受講することをオススメしたいです。

 それは、色々な人の本音の部分が聞けること。

 おそらく、最初で最後ではないでしょうか。

 受講できる環境であれば、ビデオ講座ではなく、対面の講座を選びたいです。他の受講生の、多少とも本音が聞けますから。

 そして、受講することで、開業への夢を断ち切れることもあります。


ネットの話は

 社会保険労務士の開業にまつわるネットでの話(ホームページや、ブログ、掲示板など)は、「本当だけど、社会保険労務士の開業は個人の属性を無視できないので、参考にするのは良いが。」というレベルです。

 「失敗した、廃業した」という話は、それ自体は事実でしょう。そして、「成功した、2000万円の年商になった」も事実でしょう。

 結果としての事実であって、プロセス・過程は、客観的な事実かどうかは確かめようがありません。肝心なところが省略されていることも、あるようです。


開業して売上げのあがるヒト

 社会保険労務士でいうと、一番分かりやすいのは、コレです。

  • 会社員時代に、周りのみんなから好かれていた人
  • 採用面接では、いつも希望する会社に採用されていた人
  • 取引先とプライベートなお付き合いができた人
  • 退職する際に、引き留められた人
  • 「人付き合い上手いなあ」と言われる人

 そうなんです。
 何となく、分かってきますよね。

 ただ、だからといって、それ以外の人が儲からないわけではありません。「分かりやすい」のが、上記のような人です。

 全ての開業者が事業計画書を書くわけはありませんが、外形的に「成功している」と思える社会保険労務士は、少なくとも頭の中にはビジネスプランを書いています。

 社労士開業予備校では、当然のことながら、事業計画書(ビジネスプラン)も考えていただきます。
 何しろ、「起業」ですから。



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